2010年6月21日月曜日

シルバー・バンジー・ジャンパー

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● シルバー・カード(シニアー・カード)ウ・ブリッジ全景カワラウ・ブリッジ全景



 1カ月ほど前のインターネット記事。

25today 社会 - 2010年5月22日
QLD、BASEジャンパー逮捕される
http://www.25today.com/news/2010/05/qldbase.php
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建築中の高層ビルからジャンプ
 5月21日、ゴールド・コーストの建築中の高層ビルからジャンプしたBASEジャンパーが警備員に取り押さえられ、駆けつけた警察官に引き渡された。
 同日午後12時30分(正午過ぎ)、ブロードビーチのエリザベス・アベニューとサーフ・パレードの交差点にあるビル建築現場から男性(31)が飛び降り、付近のオールド・バーリー・ロードに面したキャララ・パークにパラシュートで着地した。
 建築現場を警備している警備員が駆けつけて男性を取り押さえ、通報で駆けつけた警察官に引き渡した。
 逮捕されたBASEジャンパーはサンシャイン・コーストのニンジ在住で、「無規制危険行為(unregulated high risk activity)」罪で起訴、6月1日、サウスポート簡裁に出廷を命じられた。

 [訳注:BASEジャンプは、B(uilding:建築物)、A(ntenna:塔)、S(pan:橋梁)、E(arth:崖)の頭字語。固定物から飛び降り、パラシュートで降下するスポーツ。
 高高度で飛行機から飛び降りるスカイダイビングに比べて低いところから飛び降りるため、開傘までに時間の余裕がなく、また、降下中に崖壁などに衝突する事故も起きやすい。
 BASEジャンプそのものは違法行為ではないが、無断で建物の屋上から飛び降りたり、ジャンプが禁止されている区域に入り込むケースが多い。


 以前にやはりゴールドコーストの高層建築現場でBASEジャンプが行われたことがあった。
 このときは、パトカーが駆けつける前にサッーとパラシュートをしまって逃亡し、捕まらなかった。
 今回はジャンプには成功したが、捕まってしまったという。
 おそらく以前にうまくしてやられた経験から、警備員が神経質になって工事現場付近の見回りを強化していたのではないかと思う。
 もしかしたら、このジャンパーは以前と同一人物かもしれない。

 BASEジャンプについての記事を「25today」から調べてみた。


BASEジャンパー死亡 - 2009年10月31日
http://www.25today.com/news/2009/10/base.php

 ブルー・マウンテンで木にひっかかり
 10月31日午前9時前、ブルー・マウンテンの崖からBASEジャンピングをしていたジャンパーが木にひっかかり死亡した。
 緊急救助隊が通報で出動、エバンズ展望台に近いグランド・キャニオン・ロード終点のグランド・キャニオン・ジャンプ場に駆けつけた。
 NSW救急隊スポークスウーマンの発表によると、「男性ジャンパーは崖の上からジャンプした後、地上15mの樹冠にひっかかった。
 そのため、今度は救急隊のパラメディックスと救急ヘリコプターが現場に派遣された。
 パラメディックスが樹上の男性に近づくことができたが、すでに男性は死亡」していた。
 警察は、「男性(30)は、シドニーの北部海岸出身で、事故当時は9人ほどのグループでジャンプしていた。
 目撃者に事情聴取を続けている」と発表している。
 また、目撃者はカトゥーンバ警察署またはクライム・ストッパーズ(1800 333 000)に連絡するよう求めている。(AAP)



ベース・ジャンパー、260m墜落  2008年6月16日
http://www.25today.com/news/2008/06/260m.php

 落下傘半開きで奇跡の生還
 QLD州タウンズビルとケアンズの中間点インガム内陸にあるワラマンの滝は落差278mで、1本の滝としてはオーストラリアでもっとも高い滝。
 6月15日午前11時頃、この滝の滝口から男性がベース・ジャンプを試みたが、パラシュートが完全に開ききらず、半開きのままで落下、滝壺に墜落した。
 通報で地元消防署員やQLD緊急管理局(EMQ)の緊急救援隊員が出動し、地元消防署員が応急処置した後、ヘリコプターで男性をタウンズビル病院に急送した。
 同局スポークスウーマンは、「男性は、脚、骨盤などの骨折の他、内臓損傷の疑いもある」と発表、また、「男性の落下速度では、着水時の水面はコンクリート並みの堅さに感じられたはず」と語っている。

(訳注:BASEジャンプとは、Building, Antenna, Span and Earthの頭文字を取った頭字語[acronym: ベースと発音]で、Buildingは高い建物、Antennaは電波塔、Spanは橋梁、Earthは崖を意味する。
 スカイダイビングよりもはるかに低い天然・人工の構造物からジャンプするため、主傘が開かなければ予備傘を開く余裕はない。
 また、突き出した構造物や崖などに激突する可能性もあり、危険度が極めて高く、死者も多い。
 シドニーでも何人もがビルや橋から飛び降り、地上で逮捕されている。
 数年前にノース・シドニーの高層アパートから男性が飛び降り、パラシュートが開かずに地上に激突死した事件がある。
 この時は屋上で付き添っていた男性が現場から逃げたが逮捕された)。(AAP)


 「BASEジャンプ」についてWikipediaで見てみる。

 ベースジャンピングは、スポーツとしてのスカイダイビングから派生したものである。
 この2つには、違いが主に3つある。

1. スカイダイビングに比べて、着地点までの高さが非常に低い所から飛び降りる。
2. 崖や建造物など、周囲の障害物に非常に近いところを飛ぶことになる。
3. 高さが低く、また静止した場所から飛び降りるため、スカイダイビングほど落下速度が速くならない。

 これら3つの違いは大きな意味を持つ。
 スカイダイビングのパラシュートは、開いたときの衝撃を和らげるため、ゆっくりと開くようになっている。
 しかし、ベースジャンピングのパラシュートは、落下スピードが遅く開きにくい状況の中で、安全のために逆に非常に素早く開く必要がある。
 また、断崖や建物がジャンパーのすぐそばにあるため、パラシュートが後ろに向かって開くと接触するおそれがあり、非常にリスクが高い。体勢が斜めになっていたりして、頭上からそれた方向にパラシュートを開いた場合、スカイダイビングでは、特に単独でのダイビングでは大きな問題にはならないが、ベースジャンピングでは非常に危険である。
 意図しない方向にパラシュートを開くと、障害物に接触し大怪我を負ったり、死亡したりする事故が発生することがある。

 ほとんどのベースジャンピングは、地表まで1000フィート(約300メートル)以下の高さで行われる。
 500フィート(約150メートル:50階程度の高さ)から飛び降りた場合、自由落下を続けると地表までおよそ「6秒」で到達する。
 500フィート(約150メートル)からのベースジャンピングでは、パラシュートを開いて降下する時間はわずか「10秒~15秒」程度と短く危険である。

 落下速度がスカイダイビングのおよそ半分の速度と遅い為、パラシュートは開きにくいが、地表までの距離が短いため素早く開かなければならない。
 一般的なスカイダイビングのパラシュートは、ベースジャンプの様な状況で使用する設計となっていない。
 多くのベースジャンパーは、特別に設計されたハーネスと、大きなパイロットシュート(メインパラシュートのキャノピー(傘)を引き出すための補助パラシュート)を装備したパラシュートを使って飛ぶ。
 予備パラシュートは、トラブルがあっても開く時間がないため装備しない。
 これらベースジャンプ用のパラシュートは、市販されていないため特別に制作しなければならないが、特注できない場合はスカイダイビング用のものに改造をくわえたものがごく希に使用される。
 また、着地点までの高さが高い位置からのベースジャンピングでは、スカイダイビング用のものがそのまま使用されることがある。

【* 競技会*】
ベースジャンピングの競技会は1980年代前半に始められた。
 正確な着地やフリーフォール時の曲芸飛行などが競技の審査基準として採用された。
 近年では公式の競技会も見られ、マレーシアにある超高層ビルのペトロナスツインタワーでは、「約400m」の地点から着地の正確さを競う大会が開催された。


● ペトロナスツインタワー

 装備の進化と、技術が広まった事でベースジャンピング草創期よりも安全になったが、依然として怪我や死亡事故は時々発生する。
 自由落下のまま地面に墜落したり、障害物への接触による死亡事故はしばしば起こるが、それよりも着地する地点が危険であったり、パラシュートを開いた後に起きる別の問題によるものの方が起こりやすい。
 あまり公に行われないというベースジャンピングの特質上、リスクを統計的に調べ、確かなデータを得ることは難しい。
 一説では競技人口は世界で「4,000人」程度で累計の死者は「30数人」と言われる。
 この危険性もスポーツとして認められるための障害の一つである。


 ベース・ジャンプのビデオは実にたくさんあります。
 動物というのは危険には近寄らないという本能が刷り込まれていますが、どうも人間というのは逆で危険が好きな動物といえるようです。


ベースジャンプ4,BASEjump,BridgeDay2007
http://www.youtube.com/watch?v=Wha0mPoGuVg

 Bridge Dayは米ウェストバージニア州Fayettevilleで1年に一度、6時間だけBASEジャンプが許可される、世界最大のBASEジャンプイベントだ。
 橋の高さは約300メートル。
 450人のBASEジャンパーと20万人以上の見物人が集まる。
 2007年10月


 そのほかいろいろ。

Extreme Base Jumping in Wingsuits
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=ttz5oPpF1Js

base-jumping
http://www.youtube.com/watch?v=eBbC90aZmMA&feature=related

Freeride Session - Crazy Base Jump!
http://www.youtube.com/watch?v=dbx7vi_KhmI&feature=fvw

Base jumping at it's best!
http://www.youtube.com/watch?v=LniK03V-NDw&feature=related

Illegal B.A.S.E. in Moscow - Rozov jumps from Swissotel
http://www.youtube.com/watch?v=d6HDPNUzLzM&feature=related

BASE Jumping world record
http://www.youtube.com/watch?v=o_KE0gQK9HE&feature=related


 かくも危険なダイブは日本では行われるはずもありませんが、ちょっと誰もが気になるのは日本人に果たしてベース・ジャンパーはいるのかという疑問です。
 この質問がありました。

Hatena Question
http://q.hatena.ne.jp/1234984895

質問:
 "ベースジャンプ”という危険なスポーツがあるそうですが、
 日本人にプロ?の方はいるのでしょうか?
 もし、居たらその方のプロフィールが知りたいです。

回答:
1].. 日本人のサイトは見つかりませんねえ・・・
2].. 日本にもいそうではありますね。
   >日本ではまだ5人くらいしか飛べる人はいないみたいです。

 上記の回答の5人という数字は、ブログに書き込まれたもので根拠はないようです。



 話は変わります。
 ジャンプはジャンプでも、ベースからバンジーへ。
 過日のこと、ショッピングセンターで古い知り合いに出会った。
 しばらく顔をみなかったので、ちょっと話しこんだ。
 引越ししたとのこと。
 彼いわく、
 「バンジー・ジャンプをやりにニュージーランドへ行ってきた」
 ?????
 おい、マテよ。
 オマエサン、私と同じ年の生まれではないか。
 ということは「老齢世代」
 その歳になると共和国政府(州政府)から「シルバー・カード」がもらえる。
 ここでは「Seniors Card」(シニアー・カード)という。
 稿頭の写真がそれ。
 日本の「老人カード」は発行元が各地方自治体なので、その年齢もサービスも異なるようですが、此処は政府がやっており一律。
 よって、電車・バスなどの料金、あるいは催し物、ちょっとしたレストランなどには割引がある。

 彼の素性などは知らない。
 お金持ちのいわゆる高等遊民。
 ときどきとんでもない人種に出会うのがこの地の特色。
 若いときに会社勤めをしていたとは聞いているが、それ以上はわからない。
 スキューバー・ダイビングが好きでヒマになると世界のあちこちの海に出かけていった。
 それがこうじて、この地にウオーターフロントの住宅を買い、ヨットを手に入れて優雅に暮していた。
 が、である。
 ある時、ヨットの手入れをしていて左舷にロープを張り、次に右舷の作業をしようと思い体をひねったが、どういうわけか体がいつものような形にならない。
 つまり、体がひねり切れない。
 習慣として何時もやっていることなのに突然、体がいままでのようには動かなくなってしまった、という。
 覚醒した。
 「歳だ!」
 ヨットを売り払い、ウオータ-フロントを手放し、いまは鍵一つで留守にできるタウンハウスを借りて住んでいるという。
 これ幸いとばかり、家にロックをかけて年に1/3は旅行で暮らしているという。
 ここまでは、うんうんと納得して聞いていた。
 この地ではとりたてて珍しくもない話。

 が、そしてバンジーをやりにニュージーランドである。
 ここでわからなくなる。
 歳を感じ、ヨットの作業がいつも通りにできなくなったと悟ったのに、何でバンジーをやる。
 以前はここでもバンジー・ジャンプができた。
 2カ所あった。
 しかし、その後禁止され、今、オーストラリアではバンジージャンプはできないはずである。
 よって、やりたい人はニュージーランドへでかける。
 あそこは禁止されていない。
 バンジーというのはゴムロープによるブワンブワンの逆さ吊りである。
 人の体は心臓を中心に身体の末端にまで血が流れるように血弁で調整されている。
 バンジーをやると、この弁が機能しなくなる。
 すると、血液が怒涛のように脳細胞血管に流れこむ。
 若いときはいい。
 回復が早い。
 10代なら問題ない。
 20代なら考えなくてもよい。
 30代でもまあ何とかなるだろう。
 40代ならやめるべきだと聞いたことがる。
 50代でやるのは自殺行為だとも思える。
 頭にのぼった血が戻らずに、パーになる。
 60代半ばのシルバーが、そのバンジーをやりにわざわざニュージーランドまで出かけていく。
 ほとんど解釈不能。

 彼はモンスターなのであろうか。
 そういえば私の髪の2/3は白い。
 彼の頭髪に白髪はない。
 顔はつやつやしている。
 「一日三食しか食べられないのが残念で」
ともいう。
 足にゴムロープがついているからベース・ジャンプより安全なことは確かだが、果たして年齢的にどうなのだろう。
 「体にダメージはなかったか」と聞いてみた。
 「ぜんぜん、まるで」
 ウーン、彼は異星人の生まれ変わりだろうか。

 バッグからデジカメを取り出しスクリーンに再生して見せてくれた。
 橋のところから渓谷へ飛び降りるのである。
 いわく、
 「みんなは下へ向かって飛び降りる。オレは前方へ飛び上がるのだ」
 確かに、デジカメのスクリーンにはそう写っている。

 身の回りでは、
 「老齢バンジー・ジャンパー」というのは彼以外に知らない。

 

バンジージャンプ
http://www.newzealand.com/travel/ja/sights-activities/activities/land-activities/bungy.cfm



 南島のリゾート地クィーンズタウン近郊の歴史あるカワラウ橋で、起業家であるAJハケットとヘンリー・ヴァン・アッシュという2人のニュージーランド人が、世界で初めてバンジージャンプの運営を開始したのは1980年代のことでした。
 それ以来バンジージャンプは、クィーンズタウンでも特に人気の高いアトラクションとなり、何千という旅行者が究極のスリルを体験しています。
 現在はニュージーランドの各地で、橋や鉄道の高架橋、専用のジャンプ台やスタジアムの屋根など、様々なところから飛び降りるバンジージャンプが行われています。
 ジャンプの方法にも、眼下を流れる川に体の一部が浸かるようなジャンプや、2人で飛ぶタンデム・ジャンプ、夜間のナイト・ジャンプなど、ユニークなものがあります。
 また、渓谷に架けられたゴンドラからのジャンプは、国内最大の134メートルものフリーフォールができることで知られています。

 ある熟練ジャンパーによると、バンジージャンプのコツは、何も考えないことだそうです。
 ジャンプの瞬間が近づいてくる間は心を無にすることに集中し、何も考えず、分析せず、思い切って飛んでみましょう。
 バンジージャンプは、最短時間で人生観を変えてしまうとも言われています。
 一度バンジージャンプを体験したら、何日も何日も話題に困ることはないでしょう。




バンジージャンプ 公式DVD ニュージーランド カワラウ橋
http://www.youtube.com/watch?v=Cc6Z9hpM6l0



 サイトを援用させていただきます。

ニュージーランド南島一周の旅
http://www.newzealand-south.com/09_06_bungee_jumping.htm

 1880年に架けられたカワラウ橋。
 そこで1988年11月に世界で初めて商用でのバンジージャンプが始まりました。
 カワラウ川に架かるこの橋は水面から43m。
 その橋の中央からバンジージャンプをします。


●  カワラウ橋の中央にあるバンジージャンプをするところ。


● 今、まさにジャンプしたところ


● ジャンプした人はゴムボートに乗っているスタッフに救出されます。

カワラウ・バンジー・センターでの料金
 大人 : 165ドル
 子供(10歳~15歳) : 125ドル
 ビデオ撮影(DVDでもらえます) : 45ドル
 写真撮影 : 45ドル
 ビデオ撮影(DVDでもらえます)と写真撮影 : 80ドル
 クィーンズタウンからカワラウ・バンジー・センター(往復)送迎バス : 30ドル




ニュージーランド大好き 2008
http://www.my-panorama.com/outdoor/nz/07qunst/0704kawarau/0704kawarau.htm


● カワラウ・ブリッジ全景全景



 この場所での最高齢のバンジー・ジャンパーは94歳。

One News
http://tvnz.co.nz/view/news_national_story_skin/463787?format=html





 世界の最高齢のバンジー・ジャンパーは、

ギネス記録!96歳の男性がバンジージャンプ成功! – ロケットニュース ...
http://rocketnews24.com/?p=29530

 世界屈指の高所として知られるバンジースポット(216メートル)から、世界最高齢のジャンパーが飛び降りた! 96歳の南アフリカ共和国の男性がバンジージャンプに挑み話題になっている。
 この男性は世界最高齢ジャンパーとしてギネス記録にも登録される見込みなのだが、ジャンプ後に不満を漏らしていた。一体何が不満だったのか。

 南アフリカ共和国東ケープ州のブルークランズ橋はバンジージャンプの名所。 
 高さは 216メートルある。日本国内で同等の高さの建物は、サンシャインシティである。
 サンシャインから飛び降りると思って頂ければイメージし易いだろう。
 その橋から96歳の男性がバンジージャンプに試みたのだ。



 挑戦したのはモーア・キートさん。
 4月6日(現地時間)にモーアさんは娘たちとバンジーに参加した。
 彼はこれまでにもバンジージャンプを体験している。
 最初に挑戦したのは88歳の時だった。
 バンジーを始めた当初から世界最高齢ジャンパーだったため、歳を重ねる度に世界記録を更新していたのだ。
 しかし、ギネスブックに登録申請を行っていなかったために、今まで彼の名は記されていない。
 今回が初の登録申請になるとのことである。

 そして、この日もモーアさんは谷底へと飛び降りた。
 ジャンプ後に待機していた医療補助員が彼の血圧を調べたが、「完全無欠」と問題がないことを確認した。
 しかし、当のモーアさんは「(落下する時間が)あまりにも短かった」とやや不満を漏らしていたとのことだ。
 次はスカイダイビングにチャレンジしたいと話しているという。
 スリルを愛するモーアさんの挑戦は、まだまだ続きそうだ



 日本人の記録では「78歳」のオバアサンが飛んだというのをどこかで読んだ記憶があるのだが、ちょっと定かではない。
 もしそうなら私より一回り以上も上である。



[ ◇ ]

社会 - 2010年7月10日
スカイダイバー、電線に宙吊り
http://www.25today.com/news/2010/07/post_4662.php
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送電を停めて救助
 7月10日朝、QLD州ブリスベン近くでスカイダイビングをしていた女性のパラシュートが送電線にからまり、女性が宙吊りになる騒ぎが起きた。
 現場はブリスベンの南西ムツダピリーのカニンガム・ハイウェイ沿いで、午前9時50分頃、女性(32)のパラシュートが地上8mの高さの電線にからまった。
 電線には11,000ボルトの電気が流れているため、救助の消防署員は送配電会社Energexと協力して、地域の送電を停止し、女性を地上に降ろした。
 救急隊スポークスマンによれば、女性は首、胸、脚、足に感電のヤケドを負っており、ヘリコプターでロイヤル・ブリスベン病院に運ばれ、容体は安定している。
 送電停止は地区500世帯に影響が出たが、救助終了と共に大部分の住宅への配電が回復した。
 しかし、43戸だけは停電が続いており、それも2,3時間で回復するとのこと。(AAP)







 [かもめーる]



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