2010年8月14日土曜日

ギャング・マフィア

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● マチュア・チャオウク死す、メルボルン発 [AAP]より


「鬼より怖い、拳銃マフィア」

 バイキーズは締め付けが強化され青息吐息ですが、マフィアはバンバンと拳銃をぶっぱなしています。
 そのマフィアのニュースがありましたので載せてみます。
 写真はAAPからです。
 ちなみにAAPを紹介しておきます。


ようこそメディアネットに
http://translate.googleusercontent.com/translate_c?hl=ja&sl=en&u=http://www.aapmedianet.com.au/&prev=/search%3Fq%3DAAP%26hl%3Dja&rurl=translate.google.co.jp&usg=ALkJrhj88QCw_T103fotTZ-6f1CDLL5z1A

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 日豪プレスはAAPから配信をうけて日本語サービスを行っています。
 それが「25today」に掲載されています。


25today 犯罪 - 2010年8月13日
http://www.25today.com/news/2010/08/vic_183.php

 VIC、メルボルン暗黒街抗争再燃か

 犯罪ファミリーの家長ら3人射殺
 メルボルン暗黒街の一方の首魁カール・ウィリアムズが殺人罪で服役中に鉄パイプで殴殺されるという事件で暗黒街抗争は終焉に向かうかと思われていたが、 8月13日午前11時、犯罪ファミリーの家長が射殺されたのに続いて昼頃にはさらに2人が射殺され、警察は暗黒街抗争再燃か、と警戒している。

 まず、メルボルンの西部ブルックリンでチャオウク・ファミリーのマチュア・チャオウクが自宅の裏庭の裏道を通る車から塀越しに射たれ、死亡した。
 犯人はジーロング・ロードを走り去り、13日夜も逃走中。
 警察が「報復の応酬」を恐れている中、6時間後には、市内ライゴン・ストリートの歩道で男が射殺死体で発見され、近くのポーカー・マシン・クラブ「プレヤーズ・オン・ライゴン」の入り口でもう1人の男がこれも射殺死体で見つかった。


● ライゴンストリートでの射殺

 警察では、50代の容疑者1人を逮捕している。
 また、警察では、この2件3人射殺の事件の関連性についてはまだ不明だが、殺人の応酬にならなければいいがと警戒している。

 チャオウクは、暴行、麻薬密売などの前科があり、5人の息子のうち、アリとマトワリの2人が暴行と殺人未遂で服役中、19歳の息子オマールは現在保釈中。
 2005年にチャオウク一家の自宅を家宅捜索した際、もう1人の息子モハメドを警察官が射殺している。
 チャオウク・ファミリーは、ハダラ・ファミリーとライバル関係にあり、13日の連続射殺事件にもハダラ・ファミリーが関与している可能性を視野に入れている。
 2010年6月、メルボルン西部のアルトナで、車の中にいたハダラの息子サム(18)が通りがかりの車から顔を射たれる事件が起きており、警察がハダラ・ファミリーの自宅を家宅捜索して、銃、弾薬、未記入のパスポートなどを押収している。
 サムのいとこモハメド・ハダラが1年前に通過する車から射殺されて以来、両ファミリーの間で暴力の応酬が続いていた。

 マチュア・チャオウクは1969年にレバノンから移住、6年後に暴行罪で起訴、1983年にヘロイン密売で有罪になっている他、1985年、1991年と前科が続き、2000年に密売で懲役5年の判決を受けた。(AAP)



 オーストラリアのギャングについては下のサイトが詳しい。
 写真入りで紹介されています。


治安戦争~SPGとギャング達~ ~オーストラリアの治安・シドニーの治安 ...
http://www.geocities.jp/suishin_ryu/spgagangs.htm

メルボルンの問題にせよ、以前からギャング抗争の原因になる兆候はあった。
1996年の私のメルボルン滞在の時点で、メルボルン都市中心部「裏路地」におけるヘロイン中毒者徘徊の話は腐るほどあったのだ。
彼らは決まって十代の若者だった。
とにかく、豪州において犯罪を語るとき、「ギャング」は絶対に避けて通ることのできないカテゴリーなのだ。

シドニーを闊歩するギャング達。シドニーの治安を守る警察。両者の戦いは90年代中盤から現在にかけてより激化している。では相反する両者の活動とは一体どんなものなのか?今そのベールが暴かれる!

さて、1990年代中盤から犯罪組織が以前にも増して強大な力をつけてきたため、警察は組織強化の為、
SPG(State Protection Group)
を設置することになった。
SPGとは、米国で言えば「SWAT」、日本で言えば「SAT」のような警察特殊部隊である。

SPGの主な任務は次の通り。
1.ウィットネス・プロテクション
(危険な状態にある目撃者の保護)。
2.篭城事件解決、捕虜救出作戦の展開。
3.危険状況下での住居内等の捜索活動。
4.武装犯罪者・危険人物の逮捕。
5.危険状況下での重罪囚人の護送。
6.最重要オペレーションでのサポート活動。
7.爆発物の除去と救助活動。
8.VIPの護送。
9.重要警備関連施設の防護。

1991年、SPGは以前あったSWOS(Special Weapons & Operations Section)の分散型セクションを一つに合理化し、再生された組織である。
シドニーにおいて、SPGの登場は稀なことではなく、よく街中などに現れる。



 バイキーズについても解説が載っています。


~バイキー・ギャング抗争事件~
http://www.geocities.jp/suishin_ryu/australiancrimes2.htm

バイキーギャングとは日本での暴走族にあたるが、大きな違いは「暴走は一切しないこと」である。
日本では警察機関がこういった「暴走行為」に対ししっかりと機能しきれていない(相手が十代の少年であれば尚更、怪我をさせないように捕まえる)。
が、もしこれが豪州であれば第三者に対して危害が加えられる可能性のある「危険行為=凶悪犯罪」とみなされ、暴走族は即警官隊に囲まれると拳銃を突きつけられた挙句、地面に捻じ伏せられることだろう。
もし、暴走族が警官隊を振り切り逃走を続けたのならば先のSPGが完全武装で出動、徹底的に潰される。
凶悪犯罪の多い豪州では凶悪犯に対し警察機関が徹底して抗戦する構えがある。
よってバイキーギャングは時に集団で道路上を走行するも、いつも決まって交通ルールは守っているのだ(しかしながら裏では豪州の麻薬供給を一手に担っている)。



 ちなみに私は、シルバー・マフィアでもありませんし、シルバー・ヤクザでもありません。
 バイキー・ギャングでもありません。
 ごく平凡にしてまっとうな隠居老人です。




 [かもめーる]




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