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「オットット!」ではなくて、「ギュッツギュッツギュー!」
道で牛に出会うのは珍しいことではない。
だが通常、牛は道路を直角に横切る。
が今日は車道を歩いている。
困ったもんだ。
いなくなるのをじっと待っている。
この辺ではシーズンになるとロデオ大会が行われる。
何回か観に来たことがある。
牧場が多いところ。
さていなくなったので出発する。
と、またである。
今度は黒牛。
が、こいつがどかない。
でも中央車線よりなので、ハンドルの上にカメラを置き、ゆっくりゆっくりと進む。
牛の脇をすり抜けようというわけである。
シッポでピシャリと窓を叩かれる可能性もあるが。
「ヨオ、おまえ、あんまりキレイじゃないね!」
??????
「キレイな牛、美しい牛?」
そんなんのあるのか。
聞いたことないが。
和牛ならビールを飲ませて、ブラッシングして、いい霜降り肉をつくりだしている。
が、ここはほっぽらかしの有機飼育。
できればここの国民と同じように肥えたほうがいいが、肉質はしつこい霜降りより脂身のないサッパリ味が好まれる。
いわゆるオージービーフ。
よって、サイクブサイクはどうでもいいこと。
馬なら何処にも美しい馬というのはある。
それも競走馬なら「ほれぼれ!」というのがある。
なにしろ体重を絞りこんでエサを選別している。
付きっ切りで面倒みるのだ。
たとえばこれ。
「ナリタブライアン」
wikipediaより。
『
ナリタブライアン(Narita Brian、1991年5月3日 - 1998年9月27日)は日本の競走馬・種牡馬。
中央競馬史上5頭目のクラシック三冠馬。
愛称・呼称は「ブライアン」「シャドーロールの怪物」。
1993年8月にデビュー。
同年11月から1995年3月にかけてクラシック三冠を含むGI5連勝、10連続連対を達成し、1993年JRA賞最優秀3歳牡馬、1994年JRA賞年度代表馬及び最優秀4歳牡馬に選出された。
1995年春に故障(股関節炎)を発症した後はその後遺症から低迷し、6戦して重賞を1勝するにとどまった(GI は5戦して未勝利)が、第44回阪神大賞典におけるマヤノトップガンとのマッチレースや短距離戦である第26回高松宮杯への出走によってファンの話題を集めた。
第26回高松宮杯出走後に発症した屈腱炎が原因となって1996年10月に競走馬を引退した。
競走馬を引退した後は種牡馬となったが、1998年9月に胃破裂を発症し、安楽死処分がとられた。
』
なぜここにナリタブライアンが出てくるかというと、特に大きな理由はない。
日本に帰った人がおいていったのが、ナリタブライアンの引退記念グッズ。
● 引退記念ジャンパー
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つまり、それをもらっただけのこと。
皐月賞、菊花賞、有馬記念を制覇した年には私は日本にいなかったので、このナリタブライアンという馬はまるで知らないのである。
『
菊花賞ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=A3hBAD7hlUE
』
でも何となく、このジャンパーは捨てがたく、押入れにしまいこまれている。
下の3枚組の写真は引退記念時計の中に入っていたもの。
こちらの一般ニュースで放送された日本の競馬ウマは記憶にある限りではこれ一頭。
「ハルウララ」
放送するときの男女のキャスターが、なんともおかしくてたまらないといった感じでニコニコ笑いながらこのウララ・ブームをしゃべっていたのが印象に残っている。
Wikipediaから。
『 ハルウララ(1996年2月27日 - )は日本の元競走馬。
レースに力が及ばず連戦連敗があまりに続いたため却って人気を呼び、ハルウララブームを巻き起こした。
1996年、三石町歌笛(現・新ひだか町三石歌笛)にある信田牧場で誕生。
買い手がつかず、信田牧場が自ら所有する形で競走馬となる。
高知競馬場の宗石大厩舎に入厩し、1998年11月17日に同競馬場でデビューを飾るも、5頭立ての5着に敗れた。
その後は大きな故障をする事も無く毎月1回から2回のペースでコンスタントに出走し続けたが、4年以上もの間一度も勝利を挙げることはなかった。
デビュー以来の連敗が80を超えた2003年6月頃からマスコミに取り上げられるようになり、経営難の小さな地方競馬で負けても負けても懸命に走り続ける「負け組の星」として全国的な知名度と人気を獲得、「ハルウララ・ブーム」と呼ばれるブームが巻き起こった。
2004年5月23日には109連敗を記録し、161連敗のハクホークインに次いで連敗記録2位になった。
2006年10月1日付けで競走馬生活を引退した。
この引退により、ハルウララの連敗記録は113でストップ。
2005年9月にトサノカオリが114連敗を達成したため、引退時点では歴代3位となった。
その後も、各地で「第二のハルウララ」たちが出現して114連敗以上を記録したため、歴代「ベスト5」からも陥落した。
』
『
YouTube - ハルウララ問題 週刊新潮の記事
http://www.youtube.com/watch?v=dhbErE8Uhl8
ハルウララのお相手はデープインパクト?:まるでウソツぽい
http://www.youtube.com/watch?v=pR0hI7GVYR0
』
では、この生き物はどうだろうか。
● Alpaca アルパカ
こやつ、まったく感情を表さず、自己世界に陶酔できるという、極めてマレな特質を備えている珍しい動物なのである。
「キレイか? 美しいか?」
アルパカはかたらず!
[かもめーる]
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