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● nichigo press より
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asahi.com 2011年1月13日21時5分
http://www.asahi.com/international/update/0113/TKY201101130513.html
豪州洪水、第3の都市はゴーストタウン 浸水1.4万棟
【シンガポール=塚本和人】
オーストラリア北東部クインズランド州を襲った大雨による洪水の被害はさらに広がり、豪州第3の都市で州都のブリスベンでは13日、市内の多くが浸水するなど市民生活や経済活動に大きな影響が出ている。
同州では洪水で多数の住民が行方不明となっており、ギラード首相が被災地入りし、軍が出動するなど救援活動が続いている。
地元当局によると、一部決壊していたブリスベン市内を流れる川の水位は13日午前をピークに下がり始めているが、市内の住宅と商業施設の計約1万4500棟が完全に浸水するなど都市機能がマヒ。
24歳の男性1人の死亡が確認されたほか、ビジネス街や多くの住宅街の一帯が浸水し、郊外も含めた10万世帯以上が停電するなど
「ブリスベンはゴーストタウン」(地元メディア)
のような状況に陥っている。
一方、同州南東部で10日に起きた洪水では13日までに死者が計14人に上っており、ほかに60人以上が行方不明となっている。
同州では年末から記録的な大雨が続き、洪水被害が拡大。
州当局はドイツとフランスを合わせた面積よりも広い、州の4分の3にあたる地域を「被災地域」と指定した。
主要産業である農業や石炭など資源産業も被害を受け、復興費用も含め、被害は国内総生産(GDP)の1%にあたる130億豪ドル(約1兆740億円)にのぼる可能性も指摘されている。
野菜や果物の値段も上昇し、インフレの危機に直面しているとの見方も出ている。
また、豪州は日本や中国、インドなどアジア向けを中心にした石炭の輸出大国。石炭価格が国際市場で上昇する動きを見せており、国際経済への影響も懸念されている。
危機管理が専門のシドニー大学のアラン・マッコネル教授は近年、同州は干ばつなど深刻な自然災害の度重なる被害を受けてきたと指摘。「多額の資金が必要な復興計画を立てる際、ギラード政権は難しい政治判断を迫られるだろう」と述べた。
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● ABC News より
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25today.com - 2011年1月14日
http://www.25today.com/news/2011/01/post_5187.php
ブライ州首相、涙を抑えきれず
州の惨状に、定期記者会見で
1月13日、2時間ごとに行っている定期記者会見で、アンナ・ブライ州首相は疲れきった表情ながらも断固とした声で正直に州内の惨状を発表している。
動揺を隠しきれないブライ州首相は、
「QLD州の復興努力は戦後復興に匹敵する難事業になる。避難の住民も一部は何か月も帰れない状態が続くかも知れない」
と語った。
州全体で3,000人が避難センターに寝泊まりしており、学校60校、幼稚園保育所は90箇所が損害を受けているかまたは登校登園ができない状態になっている。
州南東部水害では死者数が15人を数え、61人がまだ消息不明になっている。
また、ロッキヤー・バレー上流のマーフィーズ・クリークでは、2世帯の11人が行方不明になっており、もう1人とともに12人の安否が気づかわれている。
州面積の4分の3が水害被災地にしてされており、死者と破壊のすさまじさを州民に伝え、
「失ったもののために涙を流し、家族や友人のために悲しみ、前途に横たわる復興努力を思う時、私たちが何者なのか思い出してほしい」
と語ったところでさしものブライ首相も声を詰まらせた。
取り直した州首相は、
「私たちはクイーンズランド人ではないか。私達はタフに育てられてきた。
私達はたとえ打ちのめされることがあっても、もう一度立ち上がって挑戦する州民ではないか」
と続けた。
ブリスベンでは、住宅11,900戸と事業所2,500戸が床上浸水しており、14,700戸と2,500戸が床下浸水している。
また、67箇所の住宅地が床下浸水している。
アンナ・ブライ州首相は、
「州政府では、一部住民が何か月も自宅に戻れない場合を考え、各地に臨時のプレハブ建物を建てている。これにも、ブライ首相は今後何か月も帰れない人がいる。その人達には暫定措置として臨時宿舎が必要になる」
とも語った。
』
日本総領事館から。
『
【BNE】在ブリスベン総領事館からのお知らせ - 2011年1月14日
こちらは在ブリスベン日本国総領事館の緊急一斉通報です。
クイーンズランド州の広範な地域で洪水が発生し、12日~14日とクイーンズランド州当局はブリスベン市も洪水の可能性があるとして一般的には市民に自宅待機を呼びかけつつも、ブリスベン川周辺及び市内低地に居住する市民には避難を検討するよう注意喚起しています。
また、当館の入居するビルも閉鎖されたため、14日も引き続き閉館となっています。
閉館中の当館への連絡については代表電話(07-3221-5188)は利用可能ですが(転送サービスを実施中)、同代表電話が混み合っている場合で、かつ真に緊急を要する場合には,携帯電話(0419-792-569)に連絡してください。
また、今後の当館業務につきましては、洪水の状況と当館入居ビルの閉鎖解除を踏まえつつ、早期の業務再開をはかる予定です。
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日本のメデイアから。
『
FNN ニュース 2011/01/14 00:24
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00191172.html
オーストラリア洪水被害 浸水した街中で「オオメジロザメを見た」との情報も。
記録的な大雨で、オーストラリア第3の都市ブリスベーンは、泥水に飲み込まれた。
街を見ると、ガソリンスタンドやハンバーガーショップが完全に水につかっていて、周辺には、店舗から流れ出た商品などが散乱していた。
川の流れは濁流と化しており、一部では、市街に流れ込んでいるのが見て取れる。
川の水位はピーク時、およそ4.5メートルに達し、市民らは浸水を防ぐため、夜を徹して土のうを積む作業に追われた。
浸水した地域では、カヌーで避難する住民の姿も見られた。
住民は「とにかくめちゃくちゃで、どこから手をつけていいか、みんなわからなくなっているよ」と話した。
クイーンズランド州では、これまでに少なくとも15人が死亡し、61人が行方不明になっている。
一方、地元紙には「新たな恐怖」との見出しが見られた。
住民の男性が、ショッピングセンター周辺で、「オオメジロザメが泳いでいるのを見た」というものだった。
沖縄美ら海水族館の内田詮三館長は、
「海に住んでいるサメなんですが、淡水にさかのぼっていけるんですね。
人間にとっては、非常に危険なサメなんですね」
と話した。
深刻な洪水被害と、サメの恐怖に加えて、さらにブリスベーンには、サイクロンが接近している。
進路によっては、高潮などにより、再び川の水位が上がる可能性もあり、州政府は警戒を呼びかけている。
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『
25today.com - 2011年1月14日
http://www.25today.com/news/2011/01/qld_302.php
QLD州民支援はお金で
寄付された物品が輸送滞貨
日本人が阪神大震災で経験したことの一つは、
「先進国では大災害後も物資が不足することはない。
被災者に必要なのはスーパーに行って生活必需品を買うためのお金だ」
だった。
また、被災者が地元で買い物をすればそれだけ地域経済回復が加速されることになる。
先週には既に救世軍が、
「QLD水害被災地への寄付は物ではなくお金で」
と物品寄付を断っていたが、ブリスベンやイプスイッチで被害を受けなかった市民が、被災者の寝泊まりする避難センターに古着や食品、毛布などを持ち込んでいるため、1月13日には、QLD州政府のニール・ロバーツ緊急救援担当大臣が、
「被災者にできるだけの援助をしたいという市民の気持ちは分かるが、州当局は十分な在庫を蓄えている。
水害被災者を助けたい人は少しでもいいからお金を寄付していただきたい。
また、物品を寄付したい人は、地元被災者救援グループやカウンシルに、物品寄付を受け付けているかどうか問い合わせてからにしてもらいたい。
持ち込まれた大量の物品を整理して配布するのは実際大仕事だ。
余分な現金があれば、QLD州首相の水害救済募金(Premier's Disaster Relief Appeal)に寄付するのが最善の策だ」
と語り、さらに、
「州当局が衣類や毛布を必要とする時は市民にお願いすることになる」
としている。また、アンナ・ブライ州首相は、
「ボランティアで復興作業を手伝いたい人はvolunteeringqld.org.auで登録して欲しい」
と発表している。
13日、移民省スポークスマン、サンディ・ローガン氏は、
「ダーウィンの入管収容所に収容されている難民希望者が、現金寄付許可を求めている」
と発表した。
約70人の収容者は、アフガニスタン、イラク、イラン、無国籍の人達で、収容所内のテレビでQLD州民の苦境を知り、胸を打たれた。
収容者は収入はないが、いくらかの現金を携えてきた人達がおり、難民認定作業が終わるまで当局が預かる形になっている。
収容者は、その当局に預けている現金からいくらかを被災地に贈りたいと申し出ている。
収容者自身、将来どうなるか分からない境遇にありながら、水害被災者を支援したいと願っているのは無私な行いだ」
と発表している。
ローガン氏は、
「収容者の中には1人あたり$50の寄付を申し出ている人達もおり、持ち金のない人達も小銭をかき集めてできるだけのことをしたいとしている。
収容者が現金寄付を許可されたのは、これが初めてかどうか分からない」
とも語っている。(AAP)
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[◇]
スーパーマーケットに牛乳を買いにいった。
が、棚はキレイに空っぽだった。
洪水のため入荷の見通しなし、とのこと。
しばらくコーヒー、ココアはなしとなった。
この程度ならささやかな我慢である。
帰ってきてから、麦茶をつくった。
[かもめーる]
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