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● 六日大福:豆大福は昨日元旦に食べてしまったのでない
お正月になりました。
さて、オーストラリア人はこのお正月に何をお願いするのであろうか。
そういう記事がありました。
『
25today.com - 2010年12月27日
http://www.25today.com/news/2010/12/post_5152.php
「来年こそ体重と借金を減らすぞ!」
三日坊主が見えている「新年の誓い」。
昔、添田唖蝉坊という人が、
「今年こそほんとうにうんと働くぞ、そうしてこうしてああもする。
嘘の行き止まりの大晦日」
と歌った。
イギリスでは慈善団体が、「新年の誓いは心身に毒」と警告した。
それでも...
12月26日、不動産広告企業REA Groupが、オンラインで「来年の新年の誓い」世論調査をまとめた。
それによると、
◆.回答者の60%が、「来年こそ体重を減らすぞ」と誓いを新たにしている。
◆.次いで、「クレジットカードの負債をなくし、個人負債を一本化したい」が31%あった。
◆.相変わらず止めるのが難しいのが喫煙癖で、「来年こそ禁煙」も 28%あった。
「来年こそ持ち家を手にしたい」が21%あり、
「不動産に投資したい」も33%あった。
さらには、「今より大きな家を買いたい」が36%と結構高く、相変わらずの不動産熱をうかがわせる。
話題を広げると、ツイターやフェースブック利用者の27%が、「来年こそ利用を減らしたい」と答えており、インターネット社交メディアに深入りして時間や気力を使いすぎている現実をうかがわせる。
こまめなところでは、「来年こそ省エネ電球をつける」と誓う人が51%いるが、
もっと干ばつに強い庭園を造りたいとしているのは39%にとどまった。
この調査は、12月6日から8日まで、REA Groupがオンラインで2949人を対象に実施した。(AAP)
』
「回答者の60%が、"来年こそ体重を減らすぞ" と誓いを新たにしている」とある。
肥満大国オーストラリアの一面をうかがわせています。
では体重を減らすにはどうしたらいいか。
これ、さほど難しいことではない。
その方法が「GIZMODE」に載っている。
『
GIZMODE 2010.12.20
http://www.gizmodo.jp/2010/12/post_8210.html
驚きの新研究論文発表! どんなに食べても食べても太らない方法がありましたよ...
これなら食べ過ぎちゃっても大丈夫!?
これからクリスマス、お正月と続く年末年始のこの時期は、なにかと高カロリーなご馳走が続いちゃったりもしますよね。
新年早々、ダイエットに励まないと服が着られないだなんて悲劇に見舞われないためにも、健康的な食生活への気配りを忘れずに過ごしたいところですが、そうは言ってもついつい食べ過ぎ飲み過ぎちゃって...というあなたに朗報ですよ。
このほど「The Journal of Physiology」誌上に掲載された研究論文「Training in the fasted state improves glucose tolerance during fat-rich diet」によれば、健康的な18〜25歳の男性を対象に、6週間に渡って高カロリーで脂肪分いっぱいの食事を大量に食べまくってもらったにもかかわらず、あるグループの男性は、まったく体重が増加しなかったことが判明しました!
えっ、その秘訣とは?
実は、どの調査対象者にも同じ食事を取ってもらいましたが、あるグループには朝起きたら水以外は何も摂取せずにひたすら空腹状態のまま1時間以上のセットメニューの運動をしてもらいました。
そうすると、このグループのみが6週間の暴食生活後も至って耐糖能は正常で、体重が増えることもなかったんだそうですよ。
同じセットメニューの運動を食後にしたグループは、かなり体重が増えて一気に太ってしまったのとは対照的でしたね...
脂肪を燃やすには、朝食前に空腹のまま運動を頑張るのが最も効果的みたい。
よし、たくさん飲んで食べるためにも(!?)これから早起きしてジョギングにでも励むぞ〜
』
これ特別の方法でもなんでもありません。
動物学者が述べ、あるいは宗教関係者が実行していることです。
「健康な生活をしたければ朝起きて少なくとも2時間は絶対にモノを食べないこと。
そしてできるだけ身体を動かすこと」
と、いうものです。
ところが人間の世界というのは不思議で、朝起きると無理やり腹の中に食べ物を押しこみ、強制的に血糖値をあげてしまう。
血糖値を上げれば、それは肥満化への道へつながるということになるわけです。
単純にいうと、それは「人間のブロイラー化」ということになります。
それが健康的な生活だと世の人々は言う。
「朝食を必ず食べなさい」という一つ覚え。
こういう不健康なことを医学関係の先生とやらが勧めている。
なぜだろう。
ひとつには、労働時間を増やすためである。
朝早くから働かすため。
これは国家社会のため。
もうひとつは、医療患者を増やすことにある。
そうすれば患者が増えて、医者が儲かるから。
身体を自然にまかせて、ゆっくりと寝覚めから活動レベルへアップさせていく、というのはあまり流行らないようです。
もしあなたが過剰に体内にたまったエネルギーを消費できる肉体労働者でなかったら、
もしあなたが本当に健康を考えるなら、
「
起きて2時間は水以外のものは口にしてはいけません。
そしてできるだけ身体を動かしなさい。
その後は、たらふく食べてくださって結構です。
ダイエット食事も、エクササイズも不要です。
」
ライオンという動物がいます。
起きてすぐには決してモノを食うことはしない。
起きるとベロベロと毛をなめている。
そして、おもむろに立ち上がって狩りにいく。
狩りで一汗かき、十分身体を動かしてから手に入れた獲物を食う。
それが百獣の王の野生生態である。
坊主という種族がいる。
これも同じ。
朝起きると、身繕いをして托鉢に出かける。
時間をかけてゆっくりと身体あたため活動状態へもっていく。
そこで得た食を料理してはじめて朝食となります。
もし、腹が出ている坊主に出会ったら、はっきり言ってそれは何ら坊主の資格を有していないシロモノ。
ツチヤと同じで駆除してもいい。
そのほうが世のため、人のため、日本のため。
朝起きて、まだ身体が十分活動化していないのに、食物を詰め込むというのは、常識的にどう考えたっていいわけがない。
食べる前に、身体を十分ほぐし全体が活性化してからはじめて食事を摂り、消化という負荷をかけるのが常道。
そんなことは十分分かっている。
なのに、まだ寝ている身体に無理に食べ物を詰め込む。
よほどのバカでないかぎり、これが身体にいいわけないことぐらいは分かる。
世の常識とやらが、間違っているということである。
決して、人の言うことなど信じてはいけない。
それがたとえ、医学博士の言であっても。
この起きてすぐに朝食をするという「人間の社会的悪癖」が広まったのはどうも戦国時代らしい。
というのはこの時代、いざ鎌倉で何時何があるかわからないので、どんな時にも戦場に出られるようにしておくための方法だったらしい。
闘いにでると丸一日何も食えないときもある。
そのため、いついかなるときにも出陣できるようにしたのが朝食の始まりである。
それまでは一日二食の正しい生活をしていたのだが、この悪癖が戦国時代が終わって安穏な時代に入っても、身についた習慣として受け継がれて今日に至ってきたようである。
ついでにもう一つ、遺伝子的見地から。
妊娠時に妊婦が「ビッグマック」を食べていると、その赤子から育った人は肥満になる。
日常的にビックマックを食べているということではなく、妊娠時の短い期間にビックマックを食べていたかどうかということである。
「ウソだ!」と思う方は下の本をお読みください。
簡単にいうとビッグマックは高カロリーだが、栄養分は少ない。
妊娠時にファーストフードばかりたべていると、生殖に関わる遺伝子は、
外界が栄養分の少ない世界
であると認識し、栄養摂取のためにより多くの食料を身体に貯めこむように胎児を作りだす遺伝子を操作してしまう。
そういう遺伝子形態をもって生まれたきた赤子が成長すると、必要以上に食料を欲求してしまい、肥満になるというものです。
肥満のデータはマクドナルドの店舗数に比例すると言われており、よってアングロサクソン系の国家民族の肥満傾向が強いようです。
もし、本当に肥満を憂うなら、マクドナルドを閉店させればいいのですが、自由競争の世界ではそうもいかないので、
マックの支店が増えるに合わせて医学部を増設して医者を製造していく
ことになるわけです。
今回は別に「肥満」について書くつもりはないのだが、ちょっと長くなってしまった。
戻します。
先月中頃、日本から和菓子が送られてきた。
ここではあまり和菓子は食べていない。
通常この地のオヤツは、チョコレートとビスケット・クッキーである。
ケーキというのもあるが、ここのケーキはバターと砂糖が多く食えたものではない。
最近は坂田製菓の薄焼きセンベイがウールワースの棚の一角を大きく占め、テレビで「サカタ!」とCMを流し、人気が出ており、セコンドメーカー、サードメーカーもセンベイに参入しはじめてきた。
が、オヤツの基本はチョコレートとビスケット。
わたしはもともとチョコレートがダメなたちである。
あれを食べると頭が痛くなるのである。
でもやはり慣れというものはある。
年をとってくると甘いものを求めるようになり、ありがたいことにチョコレートも食べられるようになった。
ツチヤはチョコレートをたべながらキーボードを叩くので、キーのあちこちにチョコがへばりついていると言っていたが、それだけ年をとったということでもある。
でも、長い間食べているとだんだんこれにも飽きてきた。
そこへ送られてきたのが和菓子である。
食べてみると、これはやはり伝統味、おいしい。
日本食品店へいくと、和菓子は冷凍庫に入っている。
冷凍された和菓子、このスタイルだけでこれまで手がでなかった。
解凍するとダラダラになるような気がしていたのだ。
1つ2つ試しに買ってみてみた。
大福である。
冷蔵庫に移して、柔らかくなったところで食べてみた。
これ、いける。
それから日本食品店へいくたんびに冷凍大福を買ってきた。
チョコレートの代わりである。
1ケ2ドル、200円ほど。
チョコレートなら4ドルとして数日はもつ。
明らかに高い。
でも日本からの輸入品、やむえまい。
今回はお正月ということで、全種類を買ってきた。
6種類ある。
紅、白、黒ごま、白ごま、草、豆大福である。
稿頭にぼっている写真がそれである。
が、豆大福は昨日元旦に食べてしまったので写真には5つしか写っていない。
7種類あれば「七草大福」と少々めでたく、一日一個ずつでちょうどいい。
でも、6種では「六日大福」になってしまい、ちっと数足らずある。
ここで一歌、
「
一人寝のメザシを食らいてお正月、
黒ゴマ、白ゴマ、草ダンゴ、紅白まんじゅう、おお豆餅、
七草ならじの、六日大福
」
なんとも馬鹿くさく低能な歌。
「サラダ日記」ならぬ「だいふく日記」をと思ったがまず才能なし。
「六」はムで「無」に通じる。
「無窮・無究」でもある。
が、「無駄・無意味」ということにもなる。
愚にもつかないことをづらづら書いているので、迷惑至極ではあるが、まだおわらないので「つづき」にします。
<つづく>
[かもめーる]
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