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● 働きマン
「僕らはみんな、働くために生きている !」
『働きマン』というアニメを見ていた。
そのなかにちょっとしたシーンがあった。
女主人公がエステへいくのである。
そこでマッサージ師がふくらはぎから足の指先へと揉んでいくわけである。
と、それが親指にかかったとき、
「痛い !」
という悲鳴と同時に飛び起きるのである。
マッサージ師いわく、
「あたまを使い過ぎているようですね」
??????
頭をつかうと足の親指の付け根が痛くなる、
って本当のこと?
実をいうと、しばらく前から私も右足の親指の付け根が痛いのである。
それで、このアニメを見て、ee!、となったわけである。
どう考えても、頭の使い過ぎ、なんてことはない。
確かに、この時期は他の時期より倍は忙しく、あれもこれもで頭を使っている。
でも使い過ぎるほどに使っているわけではない。
普段なら20%くらい、この時期でも40%くらいかそれ以下である。
だいたいリタイヤして生活から開放されている人間が頭を使うわけがない。
もちろん、日本なら逆にリタイヤ生活に馴染めず鬱憤を貯めこみ、うつむいて暮らしていくようなので、頭を使うというより、頭を使えないための苦労で頭を使ってしまうようで危険になるらしい。
が、ここではそういうことはない。
堂々といい加減な生活を楽しんでいる。
そんなところに「あたまを使い過ぎて、足の親指の付け根が痛い」なんてセリフが出ようがない。
突き指をしたのかと思った。
付け根の軟骨がちょっとダメージを負ったか?
と思い、時々指を引っ張ってやったりしていた。
でも一向によくならない。
はじめはちょっと痛いかな程度であり、歩いているときはなんともないが、そのうち椅子から立って歩きはじめようとする瞬間にズキーンと痛みが襲ってくるようになった。
さらに、左親指の付け根も少々だがときどき痛みが出てきた。
実をいうと私、足の指10本、すべて関節の音を出すことができる。
手の指を添えて曲げてやると「ポキン」となる。
つまり、本来は足の指は強い方に属しているということだと思う。
が、最近、親指が曲がらなくなった。
曲げると痛いのである。
右も、左も。
これはおかしい。
そこで、アニメのセリフに反応したとういうわけである。
● 以前は10本すべて「ポキン」と関節音を出せたのだが
そこで調べてみた。
ダイレクトに「足の親指の付け根が痛い」と、検索した。
これでピッタンコ、検索できたのです。
「痛風」
まず、この痛みの原因となるものがいくつか上がってくるがリストとするとこうなる。
①.外傷
②.痛風
③.外反母趾
④.腰椎椎間板ヘルニア
サイトで見てみる。
『
足親指の痛みの原因(骨折・通風など)と症状(しびれ・腫れなど)
http://www.cladsetim.com/ashioya/
【骨折・打撲】
足親指に、内出血や腫れ、痛みなどがある場合、骨折の可能性が考えられます。
ただ、骨折などの場合には、何か重いものを足親指に落としたり、何かにぶつけたりする場合がほとんどです。
また、骨折といっても、足親指の外側、付け根部分などおこる場所がありますし、それによって治療の仕方も違ってきます。
【痛風による痛み】
痛風の場合、関節部分が炎症を起こして、腫れなどが生じることがあり、特に、足親指の付け根部分にも痛みが生じると言われています。
また、痛風の症状は、他の部位にもあらわれますし、発熱や体がだるいなどの症状もあります。
女性よりも男性の方に多く発症することが多いとされており、他の合併症などにもつながります。
肝臓やすい臓などの器官が弱くなってきている場合にも、足親指に痛みが伴うとも言われており、一概に痛風であると簡単に原因を判断することに注意が必要です。
【腰椎椎間板ヘルニア】
座骨神経痛などを引き起こすことで有名ですが、腰椎椎間板ヘルニアの症状として、足親指に膝の下ぐらいから、しびれや痛みが伴うことがあります。麻痺した感覚があり、指に力が入らないなどの症状もあります。
腰椎の神経は体を通ってつながっていますので、その神経がどこかで圧迫されたり、傷ついたりすれば痺れなどが現われてきます。
【巻き爪などによる炎症】
足親指の深爪や巻き爪が原因で、そこにばい菌などが入り、化膿して、腫れや痛みなどが生じる場合があります。
【外反母趾】
外反母趾は、女性に多く見られますが、男性や子供にもみられます。
足親指の付け根の関節が、外に出てくるのが主な症状です。
外反母趾には、いくつか種類があり、靴を履いているときなど出っ張ってきた付け根部分が触れて痛みが生じたり、その中でも付け根部分に骨棘(骨が棘のようになってくる)ができると、それが指の神経を圧迫したりして、痺れや痛みがでることがあります。
初期症状などが出てきた場合には、専門家の診察、インソール、靴選びなどの対策をとることが大切です。
このように、足親指の痛みと言っても、指先が痛いのか、付け根部分が痛いのかなどで、その原因はいろいろ考えられます。
また、症状(しびれや腫れなど)が似ている病気、上記以外で挙げた病気も考えられますので、整形外科などに行っても原因が分からない場合でも、内科などで別の要因が見つかる場合もありますので、注意が必要です。
』
巻き爪などによる炎症ならびに外反母趾は写真でみるようにその可能性は皆無といっていい。
何しろ、ここ10年間ほど革靴を履いたのは、冠婚葬祭の数回だけ。
いつもスニーカーかサンダル。
よって、どういうわけかこういうわけか、靴は持っていないのである。
以前は持っていた。
が、この乾燥気候で接着剤の効力が切れて、バラバラになってしまい、その後買っていない。
日本にいったときは、サイズの合うのを一日貸してもらって冠婚葬祭はそれで済ませているという、アンチョクでやっている。
打撲骨折の小さいのが突き指。
ならばことは簡単である。
しばらく待てばよい。
ちなみに私、過去に一度として骨折したことはない。
とすると、原因は絞られてくる。
「痛風」か「腰椎椎間板ヘルニア」
が、ヘルニアでも指の痛みは副症状である。
その前に、腰の部分に違和感が出てくるはずですが、それがないということはヘルニアではない。
とすると残るは「痛風」のみとなる。
『
痛風の食事療法・症状・治療法』 by 風庵人
http://tufu.seesaa.net/article/75495931.html
あなたがもしも「足の親指の付根あたりが痛い」と感じたら、
ほぼ間違いなく「痛風」です。
激痛が起こる前に、すぐに病院に行きましょう!
本格的な痛風発作が起きてしまうと、あまりの痛みのために、立ち上がることも歩くこともできなくなります。
』
「ほぼ間違いなく痛風です」、と断言してきた。
そして、「激痛が起こる前に病院へ行きましょう」と脅かしに入ってきた。
続けましょう。
『
病院に行くにも自分ひとりでは無理になります。
そうならない前に病院に行くことが肝心。
痛風発作の痛みはものすごく辛いものですが、痛みを感じはじめたら、とにかく患部を冷やすこと。
シップ薬を貼ることで多少なりとも痛みが和らぎます。
まちがっても風呂に入ったりして患部を温めてはいけません。
さらに炎症が進み、痛みが増すだけです。
通常シップ薬を貼って、2、3日すれば痛みも止まります。
でも、それで治ったと自己判断して、そのまま放置しておくと、
痛風はかならずまた再発します。
ですから、足の親指の付根あたりやかかとなど、足先に原因不明の痛みを感じたら、かならず一度は病院で検査してもらいましょう。
「痛風」や「高尿酸値症」と診断された場合は、しばらく痛み止めや尿酸値を下げる薬を続けながら、同時に食事や生活習慣の改善をしていくことになります。
「痛風」や「高尿酸値症」は完治することはありません。
なにもしないと、或る日突然に、必ず再発するということを、よく肝に命じておいてください。
』
とどめは「痛風は完治しません、必ず再発します」である。
「アンタは、もうダメよ !」と、言われたみたいなもの。
『
足の裏の痛みや足のしびれの原因
http://asinosibire.sblo.jp/article/17031665.html
足の親指付け根のあたりの痛みと原因
痛風が原因で足の甲が痛んだり腫れることもあります。
痛風は、足の親指の関節が腫れてひどく痛む病気として知られています。
足の甲、足首、アキレス腱の付け根などにも起こります。
痛風がもっとも痛いのは、起床時であるともいわれています。
この関節炎を痛風発作といい、普通、一カ所だけ痛むのが特徴です。
健康時に血液中の尿酸は血液に溶けていますが、過剰に増えると針状の結晶となり、体の各所に沈着します。
特に関節に沈着することが多く、針状結晶をマクロファージが貪食しこれが破壊されることで激しい痛みを伴う炎症をおこし、通風となるのです。
また、尿路結石ができやすく、高血圧、高脂血症や肥満の合併も多く、心筋梗塞、脳血管障害などの成人病を起こしやすいといわれます。
痛風の初期症状は、ほとんど足の親指の付け根の痛みです。
他にアキレス腱、くるぶし、足の甲、かかと、ひざ、ひじ、手首などに激痛を覚えます。
この痛みは西洋では"悪魔がとりついた"ような痛みといわれています。
痛みは2~3日でやわらぎ、10日ほどでなくなります。
しかし、放っておくとさらに発作が増え、尿酸の結晶が関節以外の軟骨や皮下組織にたまり、痛風結節というこぶができることがあります。
尿酸はからだのなかのエネルギーの燃えかすであり、すべての人の体内でつくられる物質です。
また食物中のプリン体という物質からもつくられます。
処理しきれず結晶化した尿酸が腎臓にたまり、腎障害の原因になります。
さらに、高尿酸血症から糖尿病や高血圧、高血脂症などの合併症の恐れもあります。
痛風の治療は、薬物治療と生活習慣改善です。
尿酸の合成を抑制する薬と、尿酸の排泄を促す薬を用います。
発作がなく軽症なら、治療は食習慣の改善だけですることも可能です。
肥満、飲みすぎ、食べすぎ、運動不足、ストレス、腎臓から尿酸を排泄させる力が体質的に弱いなどの要因が重なると高尿酸血症になります。
プリン体を含む食事を多くとることは原因の一部でしかありません。
肥満の場合、体重の減少は血清尿酸値を低下させます。
腹8分目を実行してください。
従来、肉食は痛風の敵であるかのようにいわれてきました。
確かに肉の中には尿酸の原因となるプリン体が多く含まれていますが、少量ならかまいません。要は質の問題ではなく、量の問題なのです。
肉食を避けるより、適正カロリーを守りましょう。
特にビールは多くのプリン体を含んでいるので、ビールはできるだけ制限しましょう。
』
ところで「痛風ってなんだ?」。
「身体の一部位に出てくる風邪」ではなかろうかといった曖昧な知識しかない。
wikipediaを見てみる。
『
痛風(つうふう、gout)は、高尿酸血症を原因とした関節炎を来す疾患。
名称は、痛み(発作の箇所)が風が吹く様に足・膝・腰・肩・肘や手など全身の関節を移動し尚且つ風が強くなったり穏やかになったりする様に痛みが酷くなったり和らいだりを繰り返す(痛みの悪風に中(あた)る意、または吹いた風が当たっただけでも痛む、の説もある)ことから命名された。
高尿酸血症の患者にきっかけが加わると発症する。
何がきっかけなのか明確ではないことも多い。
血中尿酸値が異常に高い状態が長く続くと、溶けきれない尿酸が結晶として関節包内に付着する。
白血球がこれを攻撃すると、痛風発作が発生する。
きっかけとしては
脱水症状に伴う急激な尿酸値の変動、
物理的衝撃による結晶の剥落、
不適切なタイミングでの尿酸コントロール薬の投与、
激しすぎるスポーツ
などがある。
アルコールの痛飲はアルコール代謝に水が回ることで起こる脱水症状に加え、乳酸と尿酸の競合による尿酸排出の遅れによって尿酸値を激しく変動させ、翌日朝に痛風を起こすきっかけとなることが多い。
高尿酸血症の患者でも痛風を起こさないケースは少なくないため、引き金となる要因が全て分かっているわけではない。
米国で、高尿酸血症の患者に尿酸値を下げる薬を処方しないのはその考え方に基づいているが、高尿酸血症は腎臓結石など別の病気のリスク要因であることは忘れるべきではない。
患者の90%以上が男性。
最近の疫学的研究によると、アルコールは痛風のリスクを高めるが、特にビールは最もリスクが高い。
ワインは飲んでも痛風のリスクを高めない。
尿酸とはプリン体と呼ばれる物質の代謝産物であり、プリン体を多く摂取すると高尿酸血症、さらには痛風の引きがねとなると考えられる。
肉のみならず魚に含まれるプリン体も痛風のリスクを高めるが、野菜に含まれるプリン体(麦芽、豆類に多い)は高めない(上記の「ビールは最もリスクが高い」という記述と矛盾する)。
また、砂糖の多いドリンクを週に5~6杯飲む場合やフルーツジュースの摂取も痛風のリスクを増大させる。
但し食事による尿酸値の変動は極めて微量であり、血中尿酸濃度は生体の代謝機構が関与している。
食事によって痛風の発作を予防することは極めて困難である。
近年、高尿酸血症に関わる遺伝子が各国(含日本)で発見されている。
そのほか、精神的ストレスや水分摂取の不足も発症の引きがねとなる。
特に水分摂取の不足に関しては、日常的に意識して水分を多めに取り、血中尿酸濃度を(排尿によって体外に出す事で)低く保つことが勧められている。
関節に激烈な痛みが起こり、発熱を伴う。
体温の低い部位ほど尿酸が析出しやすいため、痛風発作は足趾(母趾)に好発する。
最初に痛む部位は大抵、足の親指のMP関節である。
病状が進むと足関節、膝関節まで進行する。
発作を繰り返すたびに症状は増悪する。
発作の痛みは骨折の痛み以上といわれ、非常に苦痛を伴う。
痛風を発症する患者では、少なくとも非発作時には血液検査での高尿酸血症が見られるが、25%の患者で発作時に尿酸値が正常である。
』
つまり、はしょって言うと、若い女性が「足の親指の付け根が痛い」といったら、
「生きるための働き過ぎ」
か、あるいは
「頭の使い過ぎ」
ということである。
そしてもし、老人が同じように足の付根が痛いということになったら、単に男性老人病の
「痛風」
ということになるらしい。
この痛風には、現在のところ有効な治療法というのはないようなのである。
なにしろ原因があいまいなのだからしかたあるまい。
要は、「いかに上手に痛風と共生していくか」のようである。
wikipediaに「民間療法の喫茶と歴史」という変わった項目がある。
『
民間療法と喫茶の歴史
水分を多めに摂る事で、非常な痛みを伴う症状の発生を予防できる事は、古くから経験によって知られていた。
これは排尿によって血中尿酸濃度を下げる効果があるため、関節への尿酸結晶の発生を避けられるためである。
特に利尿作用のある緑茶・紅茶・コーヒー等を多量に摂取して大量に排尿すれば、それだけ大量の尿酸が体外に排泄される事にも繋がるため、より症状発生の予防ができるとされている。
しかし利尿作用も度が過ぎると、脱水症状を起こして症状が悪化したり、尿路結石が出来る可能性もある。
ヨーロッパに喫茶の習慣が伝えられると、痛風の症状を緩和できたり予防できるとして、盛んに喫茶が流行・奨励された。
なお当時の緑茶が、日本・中国などのアジアでしか生産されていなかった事もあり、大変贅沢な療法とされ、オランダが日本産や中国産の、イギリスが中国産の緑茶を独占的に扱っていたため、緑茶が高価過ぎて手が出せない事情から、フランスやドイツでは、コーヒーの飲用が流行したという。
紅茶は、保存に便利で効果の程は緑茶と大きく変わらないとして、後々のイギリスにおける紅茶文化発展の元となった。
今日では、これらの飲料は大変安価なものになったため、気軽に試せる民間療法ではあるが、前記の通り、現代医学の上では問題点も提起されているし、何より飲み過ぎれば安眠を阻害することにも繋がる。
また、尿酸値を下げることが発作のリスクを抑えるという観点から、肝機能向上(中性脂肪を減らし、肝臓内に蓄えられているプリン体自体を減らす)と腎機能向上(腎臓の負担を減らし、効率的に尿酸の排出をうながす)は重要な療法といえる。
具体的には、散歩などの有酸素運動、低塩分、低カロリーな食事、カリウムを多く含む食品の摂取、十分な水分補給と入浴、睡眠などが効果があるとされる。
アメリカでは尿酸値を下げる効果と痛風発作の痛みを緩和する効果があるといわれるアメリカン・チェリーは、アントシアニンなどのポリフェノール類が働いているといわれている(効果はあるようだが、まだ臨床と研究段階でメカニズムは解明されていない)。
』
痛風は男の老人病。
痛みに耐えられるか、ということが天の神様から試されているようである。
生死の問題ではない。
でも私、痛いのが大嫌い。
度を越した痛みなら、死んだほうがマシと思っているのだが。
どうせ何時かは死ぬなら、痛みを患うことなく死にたいものである。
「人生、諦められる年代」
に入っているということであろうか。
しつこく権力にしがみついている人もいるが、あきらめの悪さというのは、
どうみても美しくない。
[かもめーる]
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