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● 毎日.jp より
『
日経新聞 2011年03月23日 1:23
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9C81E2E2E3E2E2E3E38DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
3号機制御室で照明点灯 福島第一原発、全6基へ電源
東電、冷却機能の回復急ぐ
東日本大震災で被災した東京電力の福島第一原子力発電所では22日、冷却機能を取り戻すため外部電源の復旧作業が再開した。
3、4号機も電源が接続し、1~6号機の全6基へ外部電源を供給できる体制が完了。
同日夜、3号機の中央制御室で照明が点灯した。
23日から冷却機能の回復も試みる。
東京消防庁などは使用済み核燃料の冷却に向けた放水も再開した。
外部電源の復旧作業は21日午後に3号機の原子炉建屋から黒煙が上がったため中断していたが、22日午前8時ごろに作業を再開した。
東電によると、3、4号機では制御室の電気系統に問題がないことを確認し、午後10時43分に3号機の制御室の照明が点灯した。
11日の地震による被災後、同原発で外部電源を使って照明が復旧するのは初めて。
制御室は原子炉建屋に隣接し、24時間体制で原子炉の運転を管理する。
計器類の機能も回復すれば、原子炉内などの様子を詳しく把握して対策に役立てられるようになる。
23日以降、冷却水を送るポンプの動作試験などを進める。
電源の復旧作業が進んでいた2号機については機器の損傷が激しく、中央制御室に電気を通すのは23日以降になる見通し。
原子炉や燃料プールに水を送る冷却機能も部品が故障しており、新潟県の柏崎刈羽原発など別の原発や業者などから新しい部品を取り寄せている。
放射性物質の外部への放出が懸念される燃料プールに対する放水作業も続けた。
東京消防庁などの緊急消防援助隊は22日午後3時10分ごろ、3号機への放水作業を再開。
同4時ごろまでの間、約150トンの海水を放水したという。
4号機については東京電力が長さ58メートルのアームを備えた「生コン圧送機」を投入。
午後5時17分から放水を始め、午後8時半に終わった。
また東電は22日、福島第一原発の放水口付近で21日に採取した海水から規定値を上回る濃度の放射性物質が検出されたと発表。
第一原発から南に16キロメートル離れた場所の海水からも高濃度の放射性物質が検出されたことを明らかにした。経済産業省原子力安全・保安院は「ただちに人体の健康への問題とはならない」との見解を示している。
』
『
NHKニュース 2011年3月23日 3時42分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014840351000.html
原発30キロ沖の海域調査へ
福島第一原子力発電所の周辺の海で、国の基準を上回る放射性物質が検出されたことから、文部科学省はさらに範囲を広げ、原発から30キロ沖で海水中の放射性物質を調査し、過去のデータと比較して公表することになりました。
東京電力によりますと、福島第一原発の施設からの水を流し出す「放水口」の南330メートルの地点で、法律で決められた基準値の126.7倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されたほか、原発から16キロ南にある岩沢海岸付近でも、基準値の16.4倍の濃度の放射性ヨウ素131が検出されました。
これを受けて、文部科学省はさらに広い範囲の調査を23日から行うことになりました。
原発から30キロ沖に調査船を出し、南北70キロにわたって10キロごと、あわせて8か所で海水を採取します。
文部科学省は同じ海域で、毎年調査を行っていて、今回と過去のデータを比較したうえで、公表することにしています。
福島第一原発から出た放射性物質は、燃料プールを冷却するために行われた放水の水や周辺で降った雨とともに海に流れ出ている可能性が指摘されています。
経済産業省の原子力安全・保安院は「燃料の冷却を優先させなくてはならない厳しい状況にあり、海への影響を十分に調べる必要がある」としています。
』
今、世界から日本に向けて、ポンプ車、放水車が送られています。
『
25today.com 2011年3月23日
http://www.25today.com/news/2011/03/post_5379.php
遠隔操作放水装置、日本に
WA州から空軍機で横田基地に
福島第一原発事故では、6基の原子炉の冷却のため外からの放水が続いている。
日本のメディアではまだ報道されていないようだが、オーストラリアからも遠隔操作可能な放水装置が日本に送られた。
● オーストラリアのC-17
3月22日、スティーブン・スミス国防相は、
「日本とアメリカの要請に基づき、WA州RAAFピアース基地から放水装置を積んだ空軍C-17グローブマスター輸送機2機が飛び立った。
1機は午前中に横田基地に到着、もう1機も午後に到着する予定。
輸送機には、アメリカからの要請に基づき、ベクテル社から供給された遠隔操作型の放水装置が積み込まれている。
この装置は複数のポンプとトレーラーで構成されており、遠隔操作で現場に送り込み、特定の位置に放水することができるもので、かなり大きな装置になるため、C-17クラス2機が必要だった。
豪空軍のC-17は1機が日本に派遣されており、我が国の都市捜索救助チームの機材輸送などの作業にあたっていた。
昨夜、北澤 俊美防衛相と電話で話し、我が国は今後も日本に対して人道援助、災害救済の支援を続ける。
空軍のC-17輸送機動員もその一環だ。
豪国防軍最高司令官と私は、日本およびアメリカと密接な協議を重ねながら、我が国の『Operation Pacific Assist(太平洋支援作戦)』をさらに改定していく」
と述べている。(AAP)
● C-17内部
』
(注).写真はWikipediaのものです。
『
サーチナニュース 2011/03/21(月) 19:54
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0321&f=national_0321_188.shtml
原発事故:東電要請の中国・三一重工62mポンプ車が日本向け出発
東京電力が在中国日本大使館を通じて、中国の三一重工業集団有限公司(三一重工)に高さ62メートルから放水できるポンプ車の提供を求めていたことが分かった。
東北関東大震災により事故を起こした福島第一原子力発電所での冷却作業に用いる。
三一重工はただちに応じた。重機関連情報サイトの中国路面機械網が報じた。
ポンプ車はすでに湖南省長沙にある三一重工の本社を出発し、20日には上海に到着。船積みされて1週間以内に大阪に到着する。
東電の清水正孝社長名義の書簡が日本大使館を通じて19日、三一重工に届いた。
地震と津波のため福島第一原発で発生した深刻な事故の対策のため、三一重工のコンクリート用ポンプ車SY5502THBの提供を要望した。
三一重工はただちに、同ポンプ車をはじめとする必要な機材の無償提供を決めた。
同ポンプ車は62メートルの高さからのコンクリート放射が可能で、福島第一原発の4号炉での放水に使用する予定だ。
』
こんな記事がありましたので、載せておきます。
『
デイリースポーツオンライン 2011年3月21日
http://www.daily.co.jp/gossip/article/2011/03/21/0003881756.shtml
“新兵器”提供申し出も東電“拒否”
東日本大震災の影響で、冷却機能を失い大量の放射性物質の流出危機にある福島第1原発への放水のため、三重県四日市市の建設会社「中央建設」が国内に3台しかないという“新兵器”の提供を国に申し入れたが、政府および東京電力の了承を得られず、“待機”を余儀なくされていることが20日、わかった。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故の際にも活躍したポンプ車で、被ばくを覚悟の上で、名乗りを上げた同社は、反応の遅さにいらだちを隠せないでいる。
◇ ◇
「中央建設」が提供を決意したのは、同社が保有するドイツ・プツマイスター社製のポンプ車「M52 Multi‐Z」。トレーラータイプで、折りたたみ式の車載アームは最長52メートルにもなる。
国内にあるポンプ車の中では最長のもので、国内には3台しかなく、そのうち2台を同社が保有している。
旧ソ連のチェルノブイリ原発事故封鎖の際にも使用された重機と同型で、毎時約150トンの水を投入可能。機械から約100メートル離れた場所から遠隔操作できるほか、通常でも7~10時間の連続運転を行っており、今回の放水作業には大きな効果を発揮する可能性が高いという。
同社では、17日に行われた、自衛隊ヘリコプターによる福島原発3号機への水投下の映像を目撃。
「あれを見ていたら、効果は薄いと思った。うちのポンプ車を使えばもっと効率よく水を入れられると思った」
と、被災地への提供を決意。
同日中に、長谷川員典社長が速やかに東京電力に連絡した。
だが、東京電力にはすげなく“門前払い”された。
やむなく同日夜、地元選出の国会議員を通じ、政府に提供を申し入れた。
だが、政府からもいまだ返答はなく、せっかくの善意と“即戦力”が宙に浮いた形になっている。
作業に必要となる熟練のオペレーターも、被ばくの可能性もある中で、2人が「覚悟はできている」と了承。
ポンプ車の可動テストも終え、さらには全国の同業者からも協力は惜しまないという電話も寄せられている。
提供側の準備は万端だが、申し出から2日たっても肝心の出動許可が下りない状況。
同社では「このポンプ車なら放水作業に百パーセント役に立つと思っている。
こちらは決死の覚悟を決めているのに、2日も…。
モチベーションが保てるかどうか」と、いらだちを隠せない様子だった。
』
三重県内の建設会社の持つ生コン圧送機は50mのアームを持っており、これがまず現場に投入されたことになっている。
こ生コン圧送機は19日に横浜港を陸路で出発、とあるので、おそらくはこちらが先に手配されたのであろう。
『
日経新聞 2011/3/23 9:45
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E0E1E2E28B8DE0E1E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;bm=96958A9C9C81E2E2E3E2E2E3E38DE0E0E2E1E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
福島・いわきで震度5強が2回 原発作業に影響なし
23日午前7時12分ごろと36分ごろ、福島県いわき市で震度5強を観測する強い地震が立て続けに発生した。
震源はいずれも福島県浜通り。
震源の深さは7時12分の地震はごく浅く、36分の地震は約10キロだった。
地震の規模を示すマグニチュード(M)はそれぞれ6.0と5.8と推定される。
東日本大震災の余震とみられる。
2回の地震の直前や直後にもM5級の地震が観測されており、気象庁が詳しく調べている。
同庁は22日に、東日本大震災に伴う震度5強以上の余震が3日以内に発生する確率は20%と発表していた。
この地震の影響で東北新幹線が一部区間で一時運転を見合わせた。
東京電力によると、福島第1原子力発電所の復旧作業への影響はないという。
7時12分の地震の各地の主な震度は、震度5強=福島県いわき市▽震度4=同県白河市、楢葉町、双葉町、宮城県角田市、茨城県常陸太田市、城里町、鉾田市
』
『
NHKニュース 2011年3月23日 17時40分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014856771000.html
“3号機 煙収まりつつある”
福島第一原子力発電所3号機で、23日午後4時20分ごろに黒い煙が出たことが確認されましたが、東京電力福島事務所は、23日午後5時15分ごろに開いた記者会見で、煙は収まりつつあるという連絡が現地から入ったことを明らかにしました。
この煙の影響で、3号機と4号機の中央制御室にいた作業員と、放水作業の準備をしていた横浜市消防局と東京消防庁の職員を退避させたということです。
原子力安全・保安院によりますと、3号機から西におよそ1キロ離れた正門付近の放射線の量は、煙が上がるのが確認されたあとの午後4時20分には、1時間当たり280.9マイクロシーベルト、午後4時半には、1時間当たり283.7マイクロシーベルト、午後4時40分に、1時間当たり274.4マイクロシーベルトと、大きな変化はないということです。
当時、南東や南南西の風が吹いていたということです。
3号機では、21日午後にも、23日に煙が上がった建物と同じ、原子炉建屋の屋上南東寄りの場所から灰色がかった煙が上がり、東京電力福島事務所は、22日正午の記者会見で、3号機の煙は、灰色がかっていたものが、白みがかった煙に変わり、収束に向かっているという見方を示していました。
』
『
YOMIURI ONLINE 2011年3月23日19時01分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110323-OYT1T00873.htm
浄水場ヨウ素検出「おわびしたい」東電副社長
東京電力の武藤栄副社長は23日午後6時過ぎに記者会見し、東京都内に水道水を供給する浄水場から乳児が飲む規制値の2倍を超える放射性ヨウ素が検出されたことについて、
「一般の飲料水、生活用水としては問題がないレベルと評価されているが、モニタリングをやりながら、不安定な状態を安定状態にするため努力したい」
と述べたうえで、
「関係する皆さんにご心配をかけていることはおわびしたい」と
話した。
また、午後4時20分頃に福島第一原子力発電所3号機から黒煙が上がったことについては、
「原子炉建屋の東側から出ているが、原因が何なのかは確認できていない。
だいぶ収まってきたとの報告を受けているが、消えたという報告はまだ受けていない」
と述べ、
「周辺のモニタリングをしているが、放射線量率に特段の変化はない」
と述べた。
1号機については
「2号機、3号機と比べると高い温度で推移してきたが、原子炉の中に注水する水の量を増やした結果、約400度が300度程度まで下がった」
と述べた。
そのうえで、
「原子炉の圧力も若干上昇し、格納容器の圧力も増えているが、現時点でベントが必要とは考えていない。
強度は余裕があるので、今の温度で特段問題があるとは考えていない」
と述べた。
』
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NHKニュース 2011年3月23日 19時33分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110323/t10014860021000.html
震度5強相次ぐ 余震に警戒を
東北の太平洋沿岸で起きた巨大地震で、23日は、福島県で震度5強の揺れが相次いで観測されるなど、東北から関東にかけての広い範囲で余震が続いています。
気象庁は、引き続き強い余震に警戒するよう呼びかけています。
今月11日に起きた巨大地震のあと、東北から関東にかけての広い範囲で余震が続いています。
23日は、午前7時すぎに福島県いわき市で震度5強が観測されたほか、午後6時55分ごろにも、同じくいわき市で震度5強が観測されるなど、強い揺れの余震が相次ぎました。
気象庁によりますと、11日の巨大地震の余震で震度4以上の揺れが観測されたのは、これまでに70回を超えています。
気象庁は今後も震源の近くで震度6弱から6強の激しい揺れとなる余震が発生するおそれがあるとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。
また、東北の被災地では、24日朝にかけて厳しく冷え込み、最低気温は各地で氷点下2度前後と予想されています。
24日の日中は、気圧の谷の影響で、ところによって雪や冷たい雨が降る見込みで、気象庁は、被災した人は体調の管理に十分注意してほしいと呼びかけています。
』
== 東日本大震災 ==
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