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● 福島第一原発 見取り図
● 3号機建家爆発
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日経web 2011年3月15日 12:40
http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819595E3E7E2E3868DE3E7E2E1E0E2E3E39790E0E2E2E2;bm=96958A9C93819595E3E7E2E39B8DE3E7E2E1E0E2E3E39F9FE2E2E2E2
福島第1原発4号機で火災 放射線量が異常値
深刻な被害の恐れ 4号機燃料棒、圧力容器の外に
東京電力の福島第一原子力発電所の現状が深刻になってきた。
2号機が原子炉の心臓部に近い格納容器の一部が破損したほか、定期検査中で運転を停止していた4号機で火災が発生した。
水素爆発によって建屋が吹き飛んだ同1、3号機の被害を上回る恐れがある。
4号機は定期検査中で、使用済み燃料は原子炉の中心部から外されてプールの中に漬かっていた。
冷温停止状態で燃料を抜き出したものの、まだ燃料は高温状態だった。
地震により冷却水を循環させるシステムが止まり、プール内の水の温度が上がった。
通常はプール内の温度は25度だが、午前4時の段階で84度まで上がっていたという。
プールの水が高温になって水蒸気が発生し、燃料表面の金属と反応して、水素が発生したとみられる。
その水素が建屋の屋上付近にたまり、水素爆発が起きた可能性が高い。
この爆発を引き金に、火災が起きたと推測している。
火災が発生したのは、4号機の原子炉建屋の5階屋根付近。
2号機で15日午前6時14分に爆発が起き、従業員を一時退避させたこともあり、火災の確認は9時38分だった。
同日午前6時14分に発生した2号機の爆発との因果関係は不明という。
現在、使用済み燃料が入るプール内に水があるかどうかは不明で、東電は調査を急いでいる。
プールに水がなければ、燃料からは放射線物質が放出される。
炉内に燃料があれば、圧力容器、格納容器、建屋の順番で放射線物質の漏えいを防ぐとりでがあるが、4号機のケースでは建屋しかない。
放射性物質が外部に放出させる危険性が高まった。
一方、2号機で問題になっているのは、格納容器の底部にある圧力抑制室と呼ばれる部分。
緊急事態に圧力容器内に注水するための水源となっており、放射性物質を多く含む。
ここになんらかの損傷や欠陥があると、水が送れなくなるほか、放射性物質を含んだ気体や水が建屋に漏れ出す恐れがある。
また、建屋は1号機や3号機と同じように内部に水素がたまっている可能性も否定できず、水素爆発を起こせば、一気に放射性物質を含んだ気体や水が周囲に拡散してしまう。
2号機では放射性物質を隔離する最後の砦(とりで)といわれる格納容器が破損し、非常用の水の注入ができない状態が続くと、圧力容器内で燃料棒が水から露出しつづける可能性が高い。
すると、露出部分が高温で溶け、下に燃料そのものが落ちる。
制御棒で囲まれている間は核分裂を抑えていたが、溶け落ちることで圧力容器の底で、再び核分裂が始まる。
燃料棒の冷却が進まず、「メルトダウン」と呼ばれる完全な炉心溶融が起きる可能性も高まり、放射性物質が完全に建屋の外に出る可能性が高くなる。
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テレ朝news 2011年03月15日 11:45
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210315031.html
福島第一原発で15日朝、爆発音がしました。圧力抑制室が損傷し、外部に放射性物質が漏れている恐れがあります。
燃料棒が溶けてしまうメルトダウンの可能性も否定できないということです。
東京電力の記者会見、
「(Q.メルトダウンの可能性はあると考えているか)燃料棒の損傷がいくらかあるということは、それが進めば、そういった方向(メルトダウン)にいく可能性は否定しない」
原子力安全保安院と東京電力によると、午前6時14分、福島第一原発2号機で爆発音がありました。
圧力容器内の圧力を低下させる圧力抑制室が損傷し、放射性物質が外部に漏れて被ばくする可能性があるため、海水注入作業に関わる作業員約50人以外は全員、原発の外に退避しています。
第一原発の正門付近では、放射線量が一時、制限値の16倍となる1時間あたり8217マイクロシーベルトを検知しました。
また、4号機の建屋の4階で出火したほか、5階にも損傷が見つかっています。
爆発音は4号機からだった可能性もあります。
政府は、住民に対して第一原発から半径20キロ以内からの避難を呼びかけるとともに、20 キロから30キロの住民には屋内に避難するよう指示しました。
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== 東日本大震災 ==
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