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● いつでも逃げられるように
メールが入ってきました。
プライバシーにかかわる部分を削除して載せておきます。
『
**** **** 様
メールありがとうございます。
震災から10日、原発の対応も被災地の支援も、少しずつではありますが進展していると思います。
3月11日、私は職場にいました。
地震は今までに経験したことのない長く大きな揺れで、本当に恐ろしかったです。
多くの人が建物の外に出てきていました。
電線や信号機がいつ落下してくるかと不安でした。
走行中の車もみなハザードを出して脇に停車していました。
駐車していた会社の車3台が、上下左右にと揺りまわされていました。
事務所内はダンボールやファイルが散乱し、マグカップもみな割れてしまいました。
何度も何度も揺れが繰り返し起きるので、いつ終わるのかと恐怖でいっぱいでした。
父は前日から熱海に旅行へ行っていました。
電話は何度してもつながりませんでした。
1時間ほどして、会社に姉から連絡が入りました。
姉はその日は仕事が休みで自宅にいたとのこと。
父は大崎あたりにおり、帰りのバスの中にいるとのこと。
固定電話のほうがつながりやすかったようです。
テレビから次から次に流れる映像に茫然自失の状態。
さらに避難所での被災者方々の状態や環境も、精神的なショックを与え続けました。
夜も一向に余震は収まらず、震災からの1週間は、生きた心地がしませんでした。
リュックを背負っていつ飛び出そうかと身構えるたび、小さな飼い犬がぶるぶる震えます。
いまも余震は続いており、昨夜も少し大きな揺れを感じました。
私自身は、通勤も停電も物資も、大きな不自由はありません。
被災者の方々を思えば、何が不自由とも言えません。
節電、節約をしながら、漠然とした不安を抱きつつ毎日を過ごしています。
昨日、駅近くのスーパーマーケットへ行きました。
節電で薄暗くはありますが、ひどく変わった様子はありません。
写真は「乾麺コーナー」の棚。
ここだけ見ると心配になりますが、ほかは普通と変わらない品揃えです。
パンや牛乳など品薄な商品もありますが、肉や魚、野菜、惣菜も、「不足」とは思いませんでした。
「買い占め」の傾向もあるようですが、これもいっときのことと思います。
いまだ余震が続き、東海地震への不安に加え、計画停電が直前まで発表されないので、家族のある人や、頻繁に買い物に行かれない人が、それに備えて少し多めに買っていった結果だと思います。
マスコミも、この写真のように極端な箇所だけ取り上げいるのでは? と思います。
まだまだ、安心できる状態ではありませんが、こちらはなんとかやっています。
父も、町内会の臨時会合
―この震災で我々に何ができるか-
に参加するようです。
状況に合わせて生き抜く能力を高めていきたいものです。
****
』
日本脱出で飛行場は満杯とか。
中国行き航空券にはプレミアもついて4倍もしているという。
なら、逆にこちらから日本に行くにはガラガラのはずだろうと思って、2,3日まえにジェットスターを調べてみました。
が、なんとなんとほとんど今月一杯満席。
ワーキングホリデイーの若者の中には早めに切り上げて帰国する人も多いようです。
また在豪の方の中でも、日本へという動きがあるのかもしれません。
今日も調べてみましたが、今度はインターネットが繋がらなくなっています。
キャンセル待ちになっているのかもしれません。
『
25today.com 2011年3月20日
http://www.25today.com/news/2011/03/8_6.php
行方不明のオーストラリア人、8人に
地震津波犠牲者2万人を超える見通し
3月11日の東方地方地震津波時、日本の被災地域に滞在していた可能性が高く、それ以降連絡が取れないオーストラリア人(国籍者)は、当初100人を超えていたが、豪外務貿易省(DFAT)の日本現地職員が、遺体安置所も尋ね歩くなどの努力の結果、現在では8人のみとなった。
3月20日、テン・ネットワークのインタビューに対して、ケビン・ラッド外相は、
「本日午前、マレー・マクリーン駐日豪大使から連絡があり、日本の被災地域に滞在していたと思われ、今なお連絡のつかないオーストラリア人は8人になったと報告してきた。
当初は140人という数字だったが、あと少しで全員の安否を確認できるところまできた」
と語っている。
一方、日本側では20日朝までに7,653人の死亡が確認されており、最終的には2万人近くになると見られている。また、既に
「2万人を超える」
との予測も出ている。
DFATでは、オーストラリア人死亡の報告は未だ入っていない。
これまでに被災地域にいた427人を含め、4,443人のオーストラリア人の無事を確認している。
DFATでは、関東圏内に1,500人ほどのオーストラリア人がいると推定しており、日本から脱出するフライトの需要状況を慎重に見計らっている。
また、オーストラリアから派遣されていた都市捜索救助隊は、これまでに1人の生存者も発見できず、3月21日には日本を離れることになっている。
また、オーストラリア放射能保護核安全局では、すべてのオーストラリア人に対して、事故の起きている福島第一原発から80kmの圏内に入らないよう勧告しており、ケビン・ラッド外相は、
「原発事故を深く憂慮する。
しかし、状況は刻々と変化しており、我々としても見守る他ない」
と語っている。(AAP)
』
== 東日本大震災 ==
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