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● スーパーマーケットでの任天堂3DSの予約看板
先日、Big-W という雑貨のスーパーマーケットにいったら、なんとまあニンテンドー3DSの予約受付の宣伝看板一色。
この売り出し文句は「No Glasses Needed」.
つまり、あの煩わしいメガネなしで立体映像が楽しめますということ。
誰がテレビを観るのにメガネをかける!
以前にギズモードが3D特集したとき「まぬけなメガネ」と揶揄ったことがある。
つまり、時代は裸眼3Dである。
あたりまえのことである。
メガネでみる3Dは私の子どもの時にあったもの。
遙かな過去の技術であり遺産である。
と、思ったのだが、これが大きな間違いだった。
朝鮮日報から。
『
朝鮮日報 記事入力 : 2011/03/11 11:31:01
http://www.chosunonline.com/news/20110311000041
3Dテレビ:サムスンとLGの舌戦第2ラウンド
サムスンとLGの最高経営責任者(CEO)が
3D(三次元)テレビの技術をめぐり舌戦
第2ラウンドの火ぶたを切った。
今回の主人公は、サムスン電子の尹富根(ユン・ブグン)社長(映像ディスプレー事業部長)とLGディスプレーの権暎寿(クォン・ヨンス)社長だ。
先月にも尹社長とLG電子の権喜遠(クォン・ヒウォン)副社長(液晶テレビ事業部長)が相手の3Dテレビの技術方式をおとしめる舌戦を繰り広げたばかりだった。
LGディスプレーの権社長は10日、ソウル市のLGツインタワーで3Dテレビ技術説明会を開き、
「これまでの泥沼の争いに終止符を打つために申し上げる。
解像度、明るさ、ちらつき、価格、専用眼鏡などあらゆる面で LGの技術方式(フィルムパターン偏光眼鏡方式=FPR)が競合社の方式(シャッター眼鏡方式)より優れている」
と述べた。
権社長はLG電子とサムスン電子の方式が共存できるのではないかという質問を
「絶対に共存できない」
と切り捨てた。
権社長は
「互いに中傷をやめ、消耗戦の論争がこれ以上行われないことを望む。
テレビの解像度を評価する信頼性ある機関から認証を受けたい」
と述べた。
また、専門家、一般消費者など誰を対象にした比較実演にも応じるとした。
これに対し、サムスン電子の尹社長も同日、アフリカ出張に先立ち、仁川空港で記者団と会い、同社の3Dテレビ技術方式の優位性を主張した。
尹社長は
「(LG側の主張は)卵で岩を割ろうとしているようなものだ。
世界の3Dテレビは(サムスン電子の)アクティブ方式が99.9%を占めることになる」
と述べた。
尹社長はまた、
「iPhone(アイフォーン)の経験を忘れてはならない。
むしろスマートテレビのブームに備えることが重要だ」
と述べた。
崔志成(チェ・ジソン)社長も
「数カ月もすれば結果が出るのではないか。
海外では問題にもならないことをめぐり、不必要な論争を行っている」
と主張した。
』
まだまだ「まぬけなメガネ」で能書きを言う連中がいたのである。
裸眼3Dは確か、スクリーンで処理するか、スクリーンの前にシールを貼るかの違いで、日本では陣営が別れていると聞いたことがある。
日本ではもうずいぶんと昔からテレビ離れが進行している。
そんなところで、メガメをかけてテレビを見る、なんてわずらわしいことやるわけがない。
日本人にとって、テレビはヒマつぶしの道具にすぎない。
文化的に価値あるものではなくなっているのである。
だが、世界にはテレビを始めて持つという人々がまだまだ大勢いるのである。
そういう人たちにとって、メガネをかけてテレビを、というのは決してわずらわしいことではないのである。
そういう人たちをターゲットとしているメーカーに、どの方式がいいかということは決して見過ごしにできる問題ではないのである。
昔の、ソニーのベータとビクターのVHSみたいなものである。
いまはどちらもキレイに消えてしまったが。
録画方式は最低でもデジタルハイビジョン方式である。
つまりこの論争というのはDVDの時代にはいりつつある時点でのベータとVHS論争みたいなものであろう。
さて、このニンテンドーの3DSとは。
● ニンテンドー3DS の立体画像
といってもよくわからないのである。
なんたって、老人は「ゲーム」をやらないのである。
昔、喫茶店のどこにでもあったあのピコピコと動くインベーダーゲームすら興味の対象にはならなかったというガンコ者なのである。
「ゲーム、知らない」で一生を通してきたのである。
残り少ない人生、やはり「ゲーム、知らない」で過ごしていくことになるのだろうと思う。
[かもめーる]
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