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● 警視庁機動隊 地上放水へ
● 警視庁高圧放水車
● 航空自衛隊放水車
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スポニチ Sponichi Annex 2011年3月17日 06:00
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/03/17/kiji/K20110317000442830.html
機動隊、決死の出動!冷却作業に高圧放水車投入
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発で放射性物質の拡散を防ぐため、警察庁は16日、警視庁機動隊の高圧放水車を使用済み核燃料プールの冷却作業に投入する方針を固めた。
同日夕には陸上自衛隊ヘリコプターによる水の投下作業に踏み切ったが、上空の放射線量が高く隊員の被ばくが避けられないと判断し断念。
危険な状況の中、命懸けで現場に向かうことに東京都の石原慎太郎知事は「決死隊」と言及。
陸空からの決死の作戦は17日にも決行される。
危機的な状況が続く福島第1原発では16日もトラブルが続発。
3号機付近では午前8時半すぎ、白煙が噴き出した。4号機では同5時45分ごろ、作業員が原子炉建屋3階の北西付近から炎が上がっているのを見つけ通報した。
東電や経済産業省原子力安全・保安院は3号機の白煙について、使用済み核燃料プールからの水の蒸発量が増えて白煙が上がったと分析。
枝野幸男官房長官は午前中の会見で、2号機の格納容器に続いて3号機の格納容器も一部破損した可能性を指摘したが、午後には修正。政府の原子力災害対策本部は
「格納容器に重大な損傷が生じた可能性は低い」
とした。
保安院によると、午前10時40分ごろ、福島第1原発の正門付近で1時間当たり10ミリシーベルト(1ミリシーベルトは1000マイクロシーベルト)と高水準の放射線量を計測。一般人の年間被ばく線量限度は1000マイクロシーベルト。
3号機と4号機の燃料プールへの注水が緊急の課題になっているが、現場は放射線量が高すぎて近づけず作業は難航。
政府は大型の自衛隊ヘリを使い、約7・5トンの水が入る容器で海水をくみ上げて投下する計画を立案。
化学防護服を着用した隊員が午後4時ごろ、仙台市の陸上自衛隊霞目駐屯地を離陸したが、上空の放射線数値が高く、作業を見送った。
東電などは確実性の高い地上からの注水を模索。
警察庁は政府の指示を受け、4号機の燃料プールを冷却するため、警視庁の高圧放水車を投入する方針を固めた。
北沢俊美防衛相は4号機への散水について「地上からやって、その効果を見ながらより強力な放水が必要ならばヘリに切り替える」と説明。
東電社員が米軍横田基地で放水車の操作方法を教わったことを明らかにした。
また、東電は4号機の燃料プールが再び連鎖的な核分裂を起こす再臨界となる可能性が否定できないとして、ホウ酸散布の検討も始めた。
石原氏は午後の会見で政府筋の情報として
「政府が重大発表をするかもしれない。
かなり危険な作業になるが、思い切って決死隊を送るということなのか、重大な決断をせざるを得ないということだ」
と明かした。
東電などの作業員からは既に多くの被ばく者が出ている。
ヘリからの散水は、下から噴き上げる水蒸気爆発も想定され、まさに命懸け。
被ばくが不可避の危険な任務を突き付けられ、陸自幹部の1人は
「国民の命を守るのが任務。指示があればやらざるを得ないが、特攻隊ではないが任務を命じる側も受ける者もつらい」
と本音を吐露した。
放射性物質をシャットアウトするには一刻も早い処置が求められており、天候などの条件が整い次第、早ければ17日にも決死の作戦が遂行される。
◆過去の原発事故対応
79年の米スリーマイル島原発の事故では、圧力容器内の水が減って、炉心の半分が溶けて炉心溶融が起き、放射性物質を含む水蒸気が流出。
作業員が圧力容器内に水を注入して、放射性物質の流出を封じ込めた。
発電所から80キロ以内の住民は平均約0・01ミリシーベルトの被ばくをしたと推定されている。
一方、86年に起きた旧ソ連チェルノブイリ原発の事故では原子炉の出力が急上昇して爆発。
放射性物質が大気中に噴き出した。
消火に当たった多くの消防士が高い放射線量を被ばくしたが、鎮火後に事故炉の上空から鉛や粘土を投下して放射性物質の放出を止め、延べ約80万人の作業員を投入して石棺と呼ばれるコンクリートの建造物で囲い込んだ。
◆高圧放水車
警視庁警備部などに配備されている特殊車両。
過激派が投げた火炎瓶で発生した火災の消火など本来は機動隊員の支援が任務。
強力なポンプで高圧の水を放出するノズルとタンクを搭載し、隊員は車内にいながらリモコン操作で放水する方向や角度を調整できる。
水が届く距離は30~50メートル。タンク内の水だけでなく、防火槽や消火栓から取水して放水することもできる。
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産経新聞 2011年03月17日 01時21分
http://news.livedoor.com/article/detail/5420351/
これからどうなる福島第1原発 専門家「とにかく冷却を」「核暴走はあり得ない」
海水注入による冷却が続けられている福島第1原発は今後どうなるのか。
大震災の影響で、緊急炉心冷却装置(ECCS)が機能していないという「想定外」の事態に、専門家は
「冷やすためにとにかく海水を入れ続けるしかない」
と指摘。
熱が一定程度まで下がるのに時間がかかる可能性はあるが、
「核分裂反応は止まっており、チェルノブイリ原発事故(1986年)のような核暴走はありえない」
としている。
福島第一原発では、地震で外部からの送電とポンプで水をくみあげるための非常用発電機が停止し、十分に熱を冷やせなくなった。
東電は1~3号機へ「最後の手段」である海水注入に踏み切ったが、核燃料が冷却水から露出した可能性に加え、3号機の原子炉格納容器が一部破損した疑いも指摘され、
「スリーマイル島原発事故(79年)を上回る大事故」(フランス原子力安全局)
との厳しい見方が強まっている。
だが、大阪大学の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は
「福島第1原発は核分裂反応を抑える制御棒が挿入され、自動停止した点がチェルノブイリと大きく異なる」
と指摘。
「核分裂の連鎖反応は止まっており、チェルノブイリのような核暴走の心配はない」
と話す。
一方、プールに保管中の使用済み核燃料の過熱によるとみられる放射性物質の拡散が観測された4号機については、燃料棒を覆っているジルコニウム合金製の被覆管が水蒸気と反応して発生した水素により損傷し、放射性ガスを放出。
さらに、今後最悪のシナリオを想定した場合、燃料が溶け出し、外部に大量の放射性物質が放出されるおそれもあるという。
それだけに、宮崎名誉教授は
「なるべく早く、海水でもいいから水を注入して冷やさないといけない」
と、冷却の必要性を強調。注水が遅れると水蒸気爆発のおそれもあるとして
「現場の職員は大変だろうが、一時も早く事故を収束させてほしい」
と期待する。
使用済み核燃料が発する熱で蒸発した水を補うため継続的な注水が必要で、温度が下がってもしばらくは燃料を水の中に入れておかねばならない。
宮崎名誉教授は
「温度が一定程度下がるまでには長期間かかるかもしれない」
とみる。
では、温度を安定冷却できた後はどうするのか。
IAEA(国際原子力機関)元事務次長の町末男氏は、
「海水は不純物や塩分が混じった“汚い水”で、(再稼働には)全部洗い流さないといけない。
再稼働させるには相当な経費が必要になるうえ、地元の理解も得られにくいのではないか。
現実的には廃炉になる可能性が高い」
と話す。
チェルノブイリ原発では、事故を起こした原子炉を「石棺」と呼ばれたコンクリートで密封し、放射能ごと閉じこめた。
だが、宮崎名誉教授は「もともとチェルノブイリ原発には原子炉格納容器もなかった。福島一原発の(圧力)容器は損傷しておらず、『石棺』は必要ない」という。
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朝鮮日報 記事入力 : 2011/03/17 09:25:36
http://www.chosunonline.com/news/20110317000023
東日本巨大地震:日本政府、「最後の決断」下せるか
原発専門家が示す解決策
放射能漏れが続き、最悪の状況に至ろうとしている福島第一原子力発電所では、16日にも原子炉を冷やすため、東京電力の社員たちが海水を注入する死闘を繰り広げた。
日本政府と東京電力は11日の地震の後、6日間にわたってこうした「漸進的対応」を続けてきた。
しかし対応が限界に突き当たり、状況が悪化の一路をたどっていることで、日本政府もこれまでとはレベルが異なる「果敢な対策」を模索しているという見方が出ている。
原子力の専門家たちは、行き詰まった日本政府が、今では
「小さな犠牲を甘受する大きな対応」
をめぐり苦心していると分析した。
まずソウル大の李銀哲(イ・ウンチョル)教授(原子核工学科)は
「地震の直後にふさがれた蒸気配管をあえて開けて中に入り、格納容器の表面にあるバルブを開放し、充満した蒸気を抜くという方法を試すことができる」
と語った。
蒸気が抜けると、原子炉内の圧力が下がり、海水の注入が容易になる。
そうすれば、核燃料棒の温度が下がり、爆発の危険は消える。
この過程で、蒸気の排出に伴い放射性物質が漏れかねないが、李教授は
「1人死ぬか、100人死ぬかの問題ではないか」
と語った。
二つ目の方法として、同じくソウル大の黄一淳(ファン・イルスン)教授(原子核工学科)は
「蒸気配管を、海水を入れる新たなルートとして使える」
と語った。
このためには、決死隊員が酸素ボンベと防護服で身を固めて配管に入り、格納容器に通じる道をふさぐバルブをバーナーで切断しなければならない。
蒸気配管は冷却水のパイプよりはるかに大きく、急速に海水を注入できる。
三つ目の方法は、4号機の使用済み核燃料棒を水で冷やさず、コンクリートで封じ込めるというものだ。
韓国原子力研究院の白源弼(ペク・ウォンピル)博士は
「建屋の亀裂から水を入れるのが難しいのなら、いっそコンクリートでふたをすればいい」
と語った。
核分裂を妨げるホウ酸を同時に注入し、熱を逃がすルートを作っておけば、最悪の状況は防げるという。
張仁順(チャン・インスン)原子力研究院長は、最初からこうした果敢な決断を下すべきだったと残念がっている。
張院長は
「原子炉を捨てる気持ちで、最初から海水を入れるべきだったが、誰も責任ある決断を下さず、天災が人災に発展した」
と語った。
日本政府が「小さな犠牲」のリスクを甘受し「大きな犠牲」を防ぐための決断を下せるかどうかに、原発事故の結末が懸かっているというわけだ。
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特攻隊、決死隊のレベルでの発言が多いですね。
果たして、この日本でそれがやれるでしょうか。
[◆ グローバルホークでの写真撮影]
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時事.com 2011年03月17日 12::52
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011031700501&m=rss
無人偵察機で福島原発撮影=冷却対策、日本と情報共有-米空軍
【ワシントン時事】東日本大震災で、米空軍が最新鋭の大型無人偵察機「グローバルホーク」を投入し、放射能漏れが続く福島第一原発の上空付近を飛行させて撮影していたことが16日、分かった。
米空軍筋が明らかにした。
原発上空は高濃度の放射線にさらされる恐れがあり、有人飛行での長時間滞空には限界がある。
人が近寄れない原発内部を無人機で撮影できれば、原発の冷却活動にも役立つ。
グローバルホークは高性能センサーや赤外線カメラを備え、地上の物体を見分ける能力(解像度)は1メートルから30センチ四方程度とされる。
機体上部に大型の衛星通信用アンテナが収納されており、画像データを日本国内の司令部にリアルタイムで送信できる。
13日から被災地上空での飛行を開始した。得られた画像は、日本政府の被災地の支援活動に利用されている。
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グローバルホークとは。
Wikipediaから。
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グローバルホーク (RQ-4 Global Hawk)は、ノースロップ・グラマン社によって開発された無人航空機。
アメリカ空軍などによって使用されており、イラク戦争で使用された。
MQ-1プレデターなどの無人航空機とは異なり、攻撃能力を持たない純粋な偵察機である。
機体 :
高高度を長時間飛行するため、全幅とアスペクト比の極めて大きなテーパー翼を持った、グライダーのような外形をしている。
胴体後部にターボファンエンジン単発を背負い、機首上部の盛り上がった部分には衛星通信用のアンテナが収められている。
翼は炭素繊維複合材でできている。
偵察機器類:
RQ-4は機内に合成開口レーダー(SAR)、電子光学/赤外線(EO/IR)センサーを搭載し、各センサーは広域に渡っての捜索・監視活動が可能で、高解像度のスポット・モードを使用することもできる。
合成開口レーダーはSARストリップ・モードで1m、SARスポット・モードでは30.5cmの解像度を有する。
地上移動目標識別(GMTI)モードでは、20~200kmの範囲内を最低4ktの速度で飛行し、移動目標の識別を行う能力を有している。
EO/IRセンサーは1mの分解能で約4万平方nmに渡っての捜索・監視活動が可能で、0.3mの分解能で最大1900のスポット画像を取得する能力を備えている。
目標の探知精度は、半数必中界(CEP)が20mとされている。
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YoutubeからNHKニュースの抜粋を。
http://www.youtube.com/watch?v=4zybHKE_QHM
これNHKからクレームがつき、消去される可能性が大きいので、カメラで撮っておきました。
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テレ朝news 2011年03月17日 16:58
http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210317045.html
【原発】ヘリによる放水続くも収束のめど立たず
火災や爆発で深刻な事態が続く福島第一原発で、使用済み核燃料をなんとか冷却しようと、自衛隊などによる放水作業が始まりました。
現場で最優先に進められている作業は、3号機にある使用済み核燃料プールの冷却、放水作業です。
17日午前中の自衛隊のヘリコプターによる放水作業に続いて、警視庁の高圧放水車による放水作業が始まるという情報が入ってきています。
自衛隊が消防車両を使って海水の放水を行う準備もしています。
それと平行して、東北電力の送電線から何とか電源を確保しようという動きも始まっています。
外部からの電源が一部でも復旧すれば、もともと原子炉にある非常用冷却装置が動く可能性があります。
これがうまくいけば、炉心の冷却が一気に進む可能性があるということで、東京電力では、この作業に全力を挙げています。
そして、東京電力に詰めかけている取材陣にも、爆発や火災が相次いだ16日と比べて雰囲気が一変しています。
なんとかうまく収束してほしいという期待感に覆われている印象です。
ただ、福島第一原発の危機的な状況に大きな変化はありません。
放水作業による冷却効果も定かではないからです。
原子炉の燃料棒も依然として水面から半分以上が出ている状態です。
現場での作業は放射線量が高いという極めて厳しい状況のなかで綱渡りの状態で行われていますが、収束に向けてのめどが依然、立っていない状況です。
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自衛隊ならびに警視庁の放水車による放水。
http://www.youtube.com/watch?v=GEzFHfgebiY&feature=player_embedded
== 東日本大震災 ==
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