2011年3月21日月曜日

東日本大震災:まるで無声映画を見ているよう’だ

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● 秩序を乱さず 「Boston.com:Big Picture」より 



 「信力建」について載せたので、ついでにもう少しレコードチャイナから中国の情報を。


レコードチャイナ 2011-03-21 19:37:35 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=50089

<中国人が見た日本>
 政府を100%信じる日本人、100%疑う中国人

 2011年3月18日、東日本大震災で政府に絶大なる信頼を寄せる日本人に驚いた中国人ブロガーが
 「従順な日本の民、疑い深い中国の民」
と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。
 以下はその内容。

 未曽有の大地震と津波が日本を襲ったその日からほぼ毎日、日本に長く住んでいる妻の妹と電話で話をしているが、時間の経過とともに日本にいる彼女(および彼女の日本人夫)の方が、遠く離れた我々よりよほど落ち着いていることに気付いた。
 例えば17日午後、彼女は筆者の妻にこう聞いた。
 「中国は食塩の買い占めで大変なんでしょう?足りないようだったら日本から送ろうか?」。

 気丈な言葉の裏には年老いた両親を心配させないための気配りがあるに違いない。
 だが、彼女たちの家は放射能漏れ事故が起きた福島第一原発からわずか200kmしか離れていない埼玉県にある。
 東京では通常の20倍もの放射性物質が検出され、各国は自国民を日本から脱出させるのに懸命だ。
 このような状況下で、故意に平気なふりなどできるだろうか?

 彼女たちはわざと気丈に振舞っているのではない。
 「放射能漏れは人体に影響がない」
という政府の発表を100%信用しているのだ。
 「政府がそう言っているのだから大丈夫」
と安心しきっている。
 「外出を控え、テレビで流す情報に注意するよう」
言われれば、その通りにする。
 中国人のようにわらわらと外に出てきて、
 「誰かから聞いた最新の情報」
を交換しようと必死になることもない。

 中国の役人たちは日本国民のこうした態度を見て、秘かに羨ましいと感じただろう。
 筆者のように「疑い病」が深刻な中国人は、ここ数日の枝野幸男官房長官の苦悩に満ちた様子を見ても単なる慰めのウソにしか聞こえない。
 中国人はまず役人の言葉を疑うことから始まる。
 これが典型的な「中国式反応」だ。
 だが、日本人は枝野長官の睡眠不足を心配し、ツイッター上では「#edano_nero」が流行語のようになっている。

 中国の役人たちは今ごろ、自分が相手をするのがなぜ日本人のように「従順な民」でなく、中国人のように「疑い深い民」なのだろうかと嘆いているに違いない。
 だが、さすがの日本人も日頃から隠ぺいばかりしているような政府の言うことは信じないだろう。
 枝野長官や日本政府が誠実だからこそ、国民が安心して付いていくのだということに中国の役人たちも気付くべきだ。(翻訳・編集/NN)




レコードチャイナ 2011-03-20 13:16:15 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=50065

<中国人が見た日本>
未曽有の震災で浮き彫りとなった日本と中国の国民性の違い

 2011年3月11日、東日本大震災で日本人の民度の高さに驚いた中国人ブロガーが、「中国人と日本人の差」と題した記事を中国のブログサイト・鳳凰博報に掲載した。
 以下はその内容。

 大災害を前にした時こそ、真の国民性が現れる。
 日本を襲った未曽有の大地震と津波。
 それに対する中国人と日本人の反応の差はあまりにも歴然としている。
 日本人の冷静さには驚くばかり。
 命を失うかもしれないという恐怖の中、整然と秩序を保っている。
 四川大地震の時は生徒を見捨てて真っ先に逃げた教師が国中から批判を浴びたが、そんな輩はもちろんいなかった。
 一方、中国では隣国の震災から6日後、放射能漏れの恐怖からパニックが発生。
 食塩に被曝予防効果があるとのデマが広がり、買い占め現象が起きた。

 日本のメディアも国民の恐怖をあおるような報道はせず、真実のみを淡々と伝えることを使命としていた。
 それが国や国民に対する責任である、と。
 一方、中国の新聞やネットが報じる震災のニュースはやたらとセンセーショナルで恐怖をあおるような内容ばかり。
 まるで血の匂いを嗅ぎつけたハイエナのように、あることないことを我先にと興奮気味に報じている。

 日本人の団結力にも感心させられた。
 その反対に中国人の自己中心ぶりは情けない。
 日本人は四の五の言わず黙ってやるべきことをやるが、中国人はまず大々的にスローガンを打ち立ててからでないと動けない。
 日本人は「冷静なオオカミ」
 中国人は「動き回る羊」
といったところか。

 今回の震災が起こるまで、中国人はもう少しまともな民族だと思っていた。
 筆者は決して外国崇拝者ではないが、今回ばかりは中国人と日本人の民度の差をまざまざと見せつけられた気がする。
 万が一、両国が再び戦火を交えることになったら…。
 我々は日本人に勝てるなどと思わない方が良いかもしれない。(翻訳・編集/NN)



 たくさんの大震災に関する記事で印象深かかったので、コピーしておいたのがこの記事。


レコードチャイナ 2011-03-16 00:36:57 配信
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=49954

「まるで無声映画」、大震災でも秩序を崩さない日本人

 2011年3月14日、中国紙・広州日報は、大震災に遭っても秩序正しい日本人の姿に驚く中国人たちの声を紹介した。

 「まるで無声映画を見ているようだった」―。
 これはマイクロブログで報告された在日中国人の目撃談。
 「東京。電車が不通となり、徒歩で帰宅する数百万人の人々。
 みな黙々と列をなし、ひたすら前を目指す。
 怒鳴り声など聞こえない。
 自分は車だったが、誰もクラクションを鳴らしていなかった」
と日本人の冷静さに舌を巻く。

 「数百人が広場に避難した。
 タバコを吸う人はいない。
 係員が走り回って毛布、お湯、ビスケットなどを配る。
 すべての男性が女性を助けていた。
 3時間後、その場は解散となったが、地面にはゴミ1つ落ちていなかった」

 日本人はむやみに自分の悲しみを表に出さない。
 他人に心配させたくないからだ。
 家族や友人を失っても、大声で泣きわめかない。
 突然襲ってきた深い悲しみをただひたすら黙って受け止める。
 助けてもらったら、「ありがとう」の代わりに「すみません」という人が多い。
 これは
 「迷惑をかけて申し訳ない」
という気持ちの表れだ。

 「人様に迷惑をかけない」。
 大震災のような生死に関わる状況下でも、日本人は秩序を崩さない。
 被災者という立場にあって、個人は集団から離れず、集団も個人を守る。
 規律を守ることこそが集団の利益を維持する最良の手段であると知っているのだ。
 「日本人が見せた冷静と団結は震災の恐怖を和らげてくれた」
とある中国人は絶賛していた。(翻訳・編集/NN)


 この「まるで無声映画のよう」という表現がなんと的を射ていると思ってコピーしたのであるが。
 確かに日本人の行動はそうなのだが。
 が、前に書いたがこれ外から見ると「怖い」。
 そして「不気味」。
 何か感情のないロボットみたい。
 これについて、朝鮮日報の日本駐在記者が
 「日本人はもっと声を上げるべきだと」
と怒っていたが。
 でも、やはりムリだろうな。
 文化の違いといえばそれまでなのだが。

 とすると、日本は何か世界から浮いている
 非常に特種な民族と言っていい。
 いい意味でもなく、悪い意味でもなく。




== 東日本大震災 == 



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